
大きなアクシデントが発生したINDPクラスの決勝終了後、午前9時ちょうどのコースイン開始となったチャンピオンクラス(以下CHクラス)第11戦決勝。こちらのクラスには25台のマシンがグリッドに並んだ。
前日に行われた予選で、4輪での初ポールポジションを奪ったのは濱邊誠己。これに続く2番グリッドには熊谷憲太が並び、2列目には酒井龍太郎とチャンピオン決定の可能性を持つ白崎稜、3列目には塩田惣一朗、そして鈴木恵武が続く上位グリッドとなった。
午前9時15分、フォーメーションがスタート。1周ののち、午前9時18分にレッドシグナルが消え、全車が一斉にスタートを切った。

濱邊、熊谷のフロントロウの2台はまずまずの動きだしも、3番手の酒井龍太郎がそれを上回る好スタートを決め、1コーナーに向けて熊谷に並びかけていくが、トップ濱邊の真後ろにつける形となった酒井龍太郎に対し、前の開けていた熊谷は1コーナーのブレーキングでアウトから濱邊に並びかける格好に。2〜3コーナーにかけてなんとか濱邊がトップをキープも、熊谷が2番手を手にし、酒井龍太郎は3番手とポジションアップはならず。
こうしたトップ争いの後方では、1コーナーで塩田が白崎に先行し4番手に浮上。白崎は日立Astemoコーナー(第1ヘアピン)付近で塩田に並びかけ、4番手を奪い返したかに見えたが、そこからの立ち上がりで塩田も並びかけ、やや行き場を失う形で100Rで白崎がコースオフしてしまい、ここで白崎はさらにポジションを下げて鈴木恵武の後塵を拝し6番手に後退する。

オープニングラップを終え、トップは濱邊。これに僅差で熊谷、酒井龍太郎、塩田、鈴木恵武、白崎、さらには武藤雅奈、Lu You De、黒沢和真、鈴木悠太までがトップ10となり、ランキング2位でこのオートポリスを迎えた酒井涼は12番手。しかし、2周目に酒井涼は五十嵐文太郎とともに11番手の百瀬翔を攻め、1コーナーで11番手に浮上。百瀬と五十嵐は競り合いながら100Rに向かうが、ここで僅かに両者は接触し、百瀬がバランスを崩してコースオフ、最後尾にまでドロップしてしまう。
また、直後の第2ヘアピンでは競り合いの中、立ち上がりでコースオフを喫した酒井翔太も大きくポジションを下げることとなった。

2周目を終え、2番手熊谷に1秒2のギャップを築いた濱邊だったが、熊谷も背後に酒井龍太郎のプレッシャーを受けつつも好ペースを刻み、徐々にこのトップ3が4番手の塩田を引き離していく展開に。1分53秒台前半のラップを刻み続けるトップ3に対し、コンマ2〜3秒ずつ塩田は引き離されていってしまう。
こう着状態のトップ3の攻防と同じく、4番手の塩田の背後に続く鈴木恵武、白崎、武藤、Lu You De、黒沢、鈴木悠太らトップ10圏内、さらにはこれに続く酒井涼、五十嵐、中井陽斗、寺島知毅らも僅差のまま順位変動のないまましばらく周回を重ねることとなるが、10周目に14番手を走行していた寺島が第2ヘアピンでコースオフしてポジションを下げた以外は、順位変動のない状況が続く。

結局最後まで各所で接近戦が展開されるものの、ポジション変動はなくチェッカー。濱邊が初の優勝をポール・トゥ・ウインで決めることとなり、3位酒井龍太郎の攻勢を凌ぎ切った熊谷が2位を守ることとなった。
4位には塩田が入り、5位に鈴木恵武、白崎は6位に終わり、この第11戦でのチャンピオン決定は日曜の第12戦以降に持ち越しとなっている。
