秋のオートポリスとあって、朝晩はかなりの冷え込みを見せるも、比較的天候が安定し木曜、金曜午前とドライコンディションでのトレーニング走行を終えたのち、10月16日金曜の午後1時から第11戦・第12戦の公式予選セッションが行われた。

今大会、チャンピオンクラスには25台、インディペンデントクラスには17台がエントリー。引き続いてのドライコンディションの中、明日からの決勝に向けてのアタックがスタートした。
やや雲が広がり始める空の下、午後1時ちょうどのコースイン開始となったチャンピオンクラスの公式予選。セッション開始と同時に各車コースインしていくが、各車タイヤを温めつつも2周目(計測1周目)からハイペースで周回し、上位陣は早々に1分53秒台を刻む。

続く3周目にはモニターのトップには52秒台のドライバーが並ぶこととなり、まず復帰戦となった武藤雅奈が1分52秒908をマークも、すぐさま濱邊誠己が1分52秒404を叩き出してモニターのトップに。
さらにポイントリーダーの白崎稜が1分52秒999で3番手に続くも、Lu You Deが1分52秒705、酒井龍太郎が1分52秒でこれを上回り、2番手タイムを塗り替えていく。
午後1時07分、4周目に入ると白崎が1分52秒588にタイムを上げて3番手に再浮上。しかし、このあたりからペースを上げて来た熊谷憲太が1分52秒517で2番手に。鈴木恵武、塩田惣一朗らもトップ10圏内にポジションを上げてくる。
翌周、白崎が1分52秒548と僅かにタイムアップも、ポジションは4番手変わらず。逆に酒井龍太郎が1分52秒498で2番手、塩田が1分52秒544で4番手と、再び白崎を上回ることに。
ところが、タイヤに厳しいオートポリスとあってか、タイヤをセーブするべくこのあたりからアタックを切り上げてピットへ向かうドライバーも出始め、この時点でトップタイムをマークしていた濱邊に続き白崎もピットインしてしまう。

午後1時12分、コース上に止まってアタックを続けていた熊谷が6周目に1分52秒425をマークして2番手に再び浮上。同じく周回を続けていた黒沢和真が午後1時14分に1分52秒875を刻んで8番手につけるなど、セッション終盤にタイムを上げるドライバーが散見されたものの、徐々にピットに向かうドライバーが増え始め、午後1時16分の段階では半分以上の車両がピットに戻ることに。

結局上位陣ではそれ以上のタイム更新はなく、トップタイムを奪ったのは濱邊となった。
この結果、第11戦予選の結果は初ポールポジションとなった濱邊に続き、熊谷が2番手。酒井龍太郎、塩田、白崎、鈴木恵武がトップ6という顔ぶれとなったが、終了後塩田には予選中の他車への妨害行為があったとしてベストタイム抹消の裁定が下されたため、白崎が4番手、塩田が5番手に入れ替わりに。
一方セカンドベストタイムによる第12戦公式予選では、今度は熊谷が初となるポールシッターに。2番手に酒井龍太郎が続き、3番手は濱邊。4〜6番手には白崎、塩田、鈴木恵武がつけることとなった。

チャンピオンクラスの公式予選終了後、10分間のインターバルののち午後1時30分にコースイン開始となったインディペンデントクラス。こちらは前回菅生大会でチャンピオンを決めたHIROBONは参戦を見送ることとなり、戴冠こそ逃したものの、互いに僅差でランキング2位を争う鳥羽豊とKENTAROの争いに注目が集まる中での公式予選となった。
午前に行われたトレーニング走行中のクラッシュにより、大山正芳が出走できず、アタックに向かったのは16台。ピット出口にグリーンランプが点ると、各車がコースに飛び出して行くが、なんとこのタイミングで空から大粒の雨が。これを受けて急遽WET宣言が出されるが、雨はそれほど強まることはなく、徐々に上がっていく形となり、結局各車ドライタイヤのままでのアタックを行った。
雨が降り始めた中でのウォームアップラップとなったこともあり、このクラスの計測1周目(2周目)は1分56〜57秒台とゆっくりとした立ち上がり。その中でもまずはKENTARO、鳥羽が入れ替わりでトップに立ち、これに植田正幸、小嶋健太郎、WILLIAM、今回今季初参戦の清水康弘らが続く。

3周目に入ると、まずは鳥羽が1分54秒968にタイムアップし再び首位に立つが、やや遅れてアタックを行なっていたKENTAROが1分54秒435を刻んでトップに。これに初参戦の佐藤修平が1分55秒696で3番手、赤松昌一朗が1分55秒415で4番手で続いた。
翌周には鳥羽が1分54秒684にタイムを上げるもKENTAROのたいむには届かず2番手のまま。直後にコントロールラインを切ったKENTAROは1分53秒943にタイムを上げて鳥羽を突き放す。さらに1分55秒013をマークしたDRAGONが3番手に浮上も、さらに中島功が1分54秒827で3番手を奪う格好となった。
セッション半ばが近づき、雨の影響が去るとタイムを上げるドライバーが増え始め、午後1時39分に鳥羽が1分54秒644をマークも2番手は変わらず。さらにDRAGONが1分54秒583で3番手を奪い返し、齋藤真紀雄が1分54秒988で5番手に浮上も、佐藤が1分54秒909でこれを上回って5番手にポジションを上げる。

この間、あまりタイムアップを見せていなかったKENTAROだが、午後1時43分に1分54秒018をマークし、ベストタイム更新は果たせずもセカンドベストでもしっかりとトップを確保することに。
それでもセッション終盤、齋藤、赤松、中島、WILLIAMらとともに鳥羽は諦めることなくタイムを上げ、KENTAROや小嶋らがピットへ帰還する中、残り3分の段階で1分54秒377までタイムアップを見せたものの、最終的にKENTAROの53秒台のタイムを上回るドライバーは登場せず。

この結果、第11戦予選ではKENTAROが今季2度目のポールポジションを獲得。これに鳥羽、DRAGON、齋藤、赤松、中島が続くことに。
そしてセカンドベストタイムで決まる第12戦予選ではKENTAROがダブルポールポジションを奪い、ここでも鳥羽が2番手に。3〜6番手には中島、DRAGON、齋藤、WILLIAMが並ぶ結果となっている。