REPORTS | 第11戦・第12戦 オートポリス

2026 第12戦 オートポリス CHクラス決勝レースレポート

熊谷憲太、ポール・トゥ・ウインで初優勝! 2位白崎が王座獲得、3位に濱邊誠己

 直前のインディペンデントクラスの決勝が時間レースとなったものの、チャンピオンクラス(CHクラス)の第12戦決勝はオンタイムでスタート進行が行われ、午前9時ちょうどにコースインが開始された。



 公式予選の結果、この第12戦のポールシッターは初となる熊谷憲太。これに酒井龍太郎が2番手に並び、フロントロウのふたりはともに初優勝を狙う状況。これに昨日初優勝を飾った濱邊誠己が3番手、このレースの結果次第でチャンピオンが決まる白崎稜が4番手に。3列目には塩田惣一朗、そして鈴木恵武が続いた。



 午前9時15分にフォーメーションラップがスタートした第12戦決勝。フォーメーションラップを終え、レッドシグナルは午前9時19分に消灯したが、ここでポールの熊谷が好スタートを決めた一方、フロントロウのもう一台、2番グリッドの酒井龍太郎はクラッチミートをした瞬間に駆動系のトラブルに見舞われて加速できず、力無くイン側のウォール側へ動くと、そのままピット出口へコースを外れてストップしてしまう。

 これで楽な状況となった熊谷が労せず1コーナーをトップでクリアした背後には、濱邊と白崎がサイドバイサイドで進入も、3コーナーで白崎が2番手を奪取し濱邊は3番手に。これに塩田、鈴木恵武、黒沢和真が続き、ランキング2位の武藤は7番手に。
 このレースで白崎が5位以上となれば自力でチャンピオンを決めるが、それ以降の順位となった場合には武藤や酒井涼が優勝あるいは2位を獲らなければならない状況であったが、1周目を終えて武藤が7番手、酒井涼はポイント圏外と、2番手に浮上した白崎にとっては絶好の状況であった。




 1周目を終え、熊谷は白崎に1秒4のリードを築き、白崎と濱邊の差はコンマ5秒。さらに同様のギャップで塩田が濱邊に続くが、その塩田の背後には鈴木恵武が迫り、1コーナーから3コーナーにかけての攻防を見せるも塩田が4番手を守る。




 熊谷、白崎らは2周目から1分53秒台を刻み、トップ2台の1秒強のギャップは大きな変化を見せなかったものの、3番手の濱邊はややペースが安定せず、徐々に白崎とのギャップが拡大し、塩田とのギャップは1秒を切ることに。また、7番手を走行する武藤はフロントウイングにダメージを負っておりペースが上がらず、徐々に6番手黒沢とのギャップが開いていってしまう。



 この武藤の背後では、4周目に鈴木悠太がLu You Deをパスし8番手に。この周酒井涼もセクター3でコースオフを喫して大きくポジションダウンを強いられ、さらに白崎戴冠の可能性が高まっていく。



 トップ熊谷が安定したペースで周回を続ける中、白崎も時折1分54秒台にラップを落としたことから、両者のギャップは2秒以上となり、初優勝に向けて熊谷はさらに視界良好な状況に。それでも白崎は3番手濱邊に対し3秒以上のマージンを持っており、2番手キープのまま周回を重ねていく。



 こうした上位陣の後方では、ペースの上がらない武藤の背後にペースの勝るドライバーがひしめくこととなり、8周目の第2ヘアピンでは10番手の百瀬翔が目前で競り合っていた鈴木悠太とLu You Deの2台を一気にオーバーテイクし8番手に。百瀬にかわされたものの、Lu You Deは鈴木悠太をパスして9番手。鈴木悠太は10番手に後退する。
 見る間に7番手武藤に追いついた百瀬は、9周目の第2ヘアピンで武藤をパスし7番手に浮上を果たす。



 すると、トップ10圏内を窺っていた三浦柚貴が10周目の第2ヘアピンでスピンアウトを喫し、グラベルにスタックしてしまう。これにより、レース終盤に予想外のセーフティーカーが導入されることとなった。



 2秒6ものマージンを稼いでいたトップの熊谷だったが、これで白崎とのギャップを吐き出すことに。さらに白崎も3秒7あった濱邊との差を失う形となり、一気に緊迫の度合いが高まることとなったが、セーフティーカーのライトは12周目のダウンヒルストレートで消え、ラスト1周でのリスタート勝負となる。



 注目の12周終了時・13周目からのリスタート。ここで冷静なリスタートを決めた熊谷は、白崎を従えて1コーナーへ。白崎も無理せず、3番手濱邊誠己を押さえて2番手をキープすることとなり、その後方でも大きな順位変動のないままファイナルラップが進み、そのままチェッカーを迎えることに。



 スタートからトップを譲らなかった熊谷がガッツポーズで自身初のトップチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウインで初優勝。そしてその熊谷の背後で同じくガッツポーズでチェッカーを受けた白崎が、見事自力でのシリーズチャンピオンを獲得。3番手に濱邊が入り、連勝こそならなかったが前日に続いての表彰台フィニッシュとなった。
 以下、4〜6位には塩田、鈴木恵武、黒沢が続いている。



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