REPORTS | 第1戦・第2戦 富士スピードウェイ

2026 第2戦 富士CHクラス決勝レースレポート

逆転で武藤雅奈が初優勝! 中井陽斗が2位初表彰台、 連勝ならずも五十嵐が3位に

 インディペンデントクラスの第2戦決勝の間にさらに路面が好転し、約20分後のチャンピオンクラス第2戦決勝は予想通り出走32台全車がドライタイヤでグリッドへ向かうことに。徐々に晴れ間が広がり、日差しが強まっていく中でスタート進行が進み、こちらもオンタイムの午前9時20分にフォーメーションラップがスタート、午前9時24分にレッドシグナルが消灯することとなった。



 注目のスタート、しかしここでフロントロウに並んだ酒井涼、武藤雅奈の2台の動き出しは今ひとつ。代わって2列目からスタートの五十嵐文太郎、鈴木恵武が先頭に躍り出て、五十嵐、鈴木に続いて武藤と酒井涼、熊谷憲太、落合蓮音らが1コーナーへ雪崩れ込むが、この密集の中で酒井涼が鈴木恵武のリヤにヒット。2番手を手にしたばかりの鈴木恵武はスピンし1〜2コーナー間で逆方向を向いてストップしてしまう。
 さらにこのアクシデントに起因する混乱の中で、白崎稜に黒沢和真が追突してしまい、白崎は左リヤの足回りにダメージを負ってコカコーラコーナー手前でグリーンにマシンを止めることに。



 白崎の車両回収のため、すぐさまセーフティーカーが導入されたが、ここでのトップ6は五十嵐、武藤、酒井涼、熊谷、中井陽斗、翁長実希。これに鈴木悠太、三浦柚貴、酒井翔太、Lu You Deが続く。
 セーフティーカーは3周目に消灯し、レースは3周終了時4周目からのリスタートとなったが、このリスタートではトップ五十嵐の背後に上位陣が数珠繋ぎという状況に。このため、スリップを活かした1〜2コーナーの攻防で武藤が五十嵐を下してトップに躍り出る。うまくリスタートを決められなかった五十嵐は、さらにこの周のセクター3で酒井涼の後塵をも拝することとなり、3番手に後退してしまう。




 これで4周目を終え、武藤、酒井涼、五十嵐、中井、熊谷、三浦がトップ6となるが、ここで2番手を行く酒井涼に、スタート直後の鈴木恵武との接触に関してドライブスルーペナルティーという裁定が下される。また、最終コーナー立ち上がりで中井が五十嵐に並びかけ、5周目の1コーナーで中井が3番手に浮上。また、背後では三浦が熊谷を攻め4番手を争う。



 2番手を走行していた酒井涼がペナルティー消化のため6周終了時にピットに入り、トップ6は武藤、中井、五十嵐、熊谷、三浦、翁長となるが、翁長の背後にはポジションを上げてきた落合が迫り、鈴木悠太、酒井翔太らも僅差で追走しており、レース後半の攻防に注目が集まるところとなった。
 すると、8周目のコカコーラコーナーで落合が翁長をオーバーテイク。さらに鈴木悠太も翁長を捕らえ、落合6番手、鈴木悠太7番手となり翁長は8番手に後退。この攻防の前方では、三浦と熊谷が接戦を続け、10周目のダンロップコーナーで熊谷が三浦をかわして再び4番手を奪う。




 レース終盤に入っても接近戦の様相は変わらず、13周目の1コーナーでは熊谷・三浦の4番手争いに落合、鈴木悠太が加わる格好となり、コカコーラコーナーでは三浦が熊谷の前に出るも、攻防でペースの鈍ったところに落合が接近。100R〜へアピンの攻防で前の2台との間合いを詰めた落合は、300Rにかけて熊谷に並びかけつつダンロップコーナー立ち上がりで三浦をかわして5番手に浮上を果たす。すると、その背後にいた鈴木悠太が第13コーナーで三浦のインを奪って6番手に。しかし、三浦は最終コーナー立ち上がりから鈴木悠太のスリップを奪い、6番手を取り戻す。




 こうした後続の攻防をよそに、トップに立ってからの武藤は8周目に1分45秒985のファステストラップを刻むと、終始1分46秒台前半のラップを刻んで独走状態に持ち込むと、最後は6秒以上の大差をつけてガッツポーズでトップチェッカー。嬉しいシリーズ初優勝を逆転で飾ることとなった。
 2位にはこれが自身最高位、初の表彰台獲得となった中井。トップ武藤には届かなかったが、五十嵐の接近を許さぬ力強いレースを見せた。また、連勝こそならなかったが、五十嵐は3位に入り連続表彰台獲得となった。




 注目の4位争いは逃げ切った熊谷に軍配。5位に落合が入り、6位に三浦が入っている。




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