
朝からまずまずの晴れ間が広がった5月3日日曜の富士スピードウェイ。午前8時15分、オンタイムでインディペンデントクラス第1戦決勝のフォーメーションラップがスタートの時を迎えた。
前日に行われた公式予選の結果、この開幕戦のポールシッターは復帰レースとなる2022年チャンピオンの鳥羽豊。KENTARO、今田信宏が2〜3番手に続き、こちらも4年ぶりの復帰となる2021年王者のHIROBONが4番手、IKARI、清水剛が5〜6番手からのスタート。20台のジェントルマン達が、ドライコンディションの中14周の戦いに臨んだ。
午前8時19分、レッドシグナルが消えると全車スタート。ここで好スタートを決めたKENTAROが1コーナーでは鳥羽に先行し、トップを奪ったかに見えたが、KENTAROがアウトにはらんだところを鳥羽が突き、トップを奪い返す。KENTAROはHIROBONに並びかけられ、コカ・コーラコーナーから100Rにかけて3番手に後退を余儀なくされる。後方ではMOTOTINOが1コーナーでスピンアウトしガードレールにヒットも、自力でピットに戻ってリタイア。
一方、予選で震わず13番グリッドからのスタートとなっていたDRAGONが早々にトップ10圏内に顔を出してくる。
オープニングラップを終え、トップの鳥羽は早くも1秒7のギャップを稼ぎ、HIROBON、KENTARO、今田、さらには大山正芳、中島功がトップ6を形成するが、その背後にはDRAGONが迫る。
2周目の1コーナーで今田がKENTAROを捕らえ、3番手に。背後では大山を中島がオーバーテイクし5番手を奪う。
これで上位陣のオーダーは鳥羽、HIROBON、今田、KENTARO、中島、大山となるが、3周終了時点で鳥羽のリードは2秒半に拡大。2番手HIROBONには今田、KENTAROがもつれあうように接近戦を挑んでおり、HIROBONと今田の攻防でチャンスを掴んだKENTAROが4周目のダンロップコーナーで今田を捕らえて3番手を奪い返す。

しかし、今田も負けず5周目の1コーナーでKENTAROを抜き返し再び3番手に。その背後では大山を捕らえたDRAGONが6番手に進出してくるなど、激しい攻防が続けられるが、6周目にはHIROBONに迫った今田が100Rで2番手にポジションアップ。さらに7周目の1コーナーでDRAGONが中島をかわして5番手に浮上し、さらにKENTAROとの間合いを詰めていく。
対するKENTAROも前のHIROBONとの間合いを詰めようとプッシュするが、ブレーキングでタイヤをロックさせるなどしたことから、DRAGONのさらなる接近を許すことに。
レース後半には8秒以上もの大差に守られたトップ鳥羽は完全な独走体制にあり、2番手今田も鳥羽と同等の1分47秒後半のラップを刻むものの、なかなか間合いは詰められない。今田が徐々に単独の2番手となる中、3番手争いはHIROBON、KENTARO、DRAGONの三つ巴の攻防となり、12周目のダンロップコーナーでついにDRAGONがアウトからKENTAROの前に出るものの、KENTAROもセクター3をうまくDRAGONの背後で立ち上がり、ストレートでは並走。そのままスリップから抜け出た13周目の1コーナーでKENTAROはアウトからDRAGONに仕掛けるも、イン側でややタイヤをロックさせたDRAGONが止まりきれなかったか、2台は接触してしまう。

このアクシデントでレースを盛り上げてきた両者が大きくポジションを下げた結果、4番手以下には中島、清水、大山らが浮上するが、トップ3は変わらず。
結局スタート直後の1コーナー以外は終盤まで1分47秒後半のラップを刻み続け、完璧にレースを支配した鳥羽が2024年8月の第5戦富士以来となる優勝をポール・トゥ・ウインで飾ることに。2位には今田が入り、3位にはHIROBON。4〜6位にはそのまま中島、清水、大山が続く結果となった。
