REPORTS | 第1戦・第2戦 富士スピードウェイ

2026 第2戦 富士 INDPクラス決勝レースレポート

IKARIの猛追一歩届かず鳥羽豊が連勝! 大山正芳が3位初表彰台獲得

 夜半から暴風雨に見舞われた富士スピードウェイ近郊。しかしながら、第2戦決勝のコースインが近づくにつれ風雨がおさまっていき、ときおり突風は吹くものの、インディペンデントクラスの第2戦決勝はオンタイムの午前8時15分にフォーメーションラップがスタートすることとなった。
 肌寒かった早朝からぐんぐんと気温が上がり、さらに風があったことから急速に路面は乾きつつある中での決勝とあって、最終的にはYUGO以外の19台がドライタイヤを装着。1周のフォーメーションラップののち、午前8時19分に14周の第2戦決勝がスタートした。



 第1戦に続きポールポジションを奪っていた鳥羽豊はまずまずの動き出しを見せるも、2番グリッドのKENTAROには3番グリッドから好スタートのHIROBONが並びかけ、1コーナーではKENTAROがブレーキをロックさせつつ2番手を守ろうとしたが、クロスラインを奪われて立ち上がりでHIROBONが2番手に浮上。
 一方、後方ではWILLIAMが混戦の中で1コーナーで佐々木祐一に追突、佐々木は大きなダメージを負う。



 上位陣は鳥羽、HIROBON、KENTARO、大山正芳、今田信宏、IKARIがトップ6を形成も、赤松昌一朗、齋藤真紀雄、清水剛、さらにはDRAGONが数珠繋ぎで、オープニングラップから接近戦を展開。ダンロップコーナーで今田が大山をパス、その前方ではHIROBONが鳥羽に並びかけるなど、各所で接戦に。
 オープニングラップを終え、鳥羽、HIROBON、KENTARO、今田、大山、IKARIのトップ6で1コーナーをクリアするが、ここでHIROBONが縁石に乗ってわずかにバランスを崩したことで、KENTAROが急接近。2コーナーを立ち上がってHIROBONに並びかけようとしたKENTAROだったが、この攻防の中でKENTAROのフロントがHIROBONのリヤストラクチャーに引っかかり、2台は回転しながらスピン状態でコースアウト。雨で濡れたグリーン上では建て直すこともできず、2台はそろってバリアにクラッシュすることに。




 この大きなアクシデントを受け、すぐさまセーフティーカーが導入され、現場には救急車が向かったが、KENTAROは自力でマシンを降り、HIROBONもマーシャルに救出されるも重篤な怪我はなかったようで、セーフティーカーランは6周終了時7周目のリスタートを迎えた。



 この時のトップ6のオーダーは鳥羽、今田、IKARI、大山、赤松、そしてDRAGON。リスタートでは鳥羽がわずかにリード、その背後では今田にIKARIがテール・トゥ・ノーズ状態となり、1コーナーではIKARIが今田の前に出たかと思われたが、アウトにはらむ間に今田が2番手を守る。また、その背後では7番手につけていた齋藤が1コーナーでスピンを喫してポジションを下げる。

 IKARIとの攻防に忙殺された今田に対し、鳥羽はこの7周目に1秒4のギャップを築く。8周目にはDRAGONが赤松を攻略し5番手に浮上するが、4番手の大山とは2秒7と大きなギャップが開いている状況。6番手に後退した赤松には清水が接近、9周目の1コーナーで清水が赤松を捕らえて6番手を得る。


 レース後半に入り、トップは鳥羽。しかし、徐々に今田がギャップを削り取り始め、10周目にはそのギャップはコンマ4秒と、首位攻防戦は一触即発という状況となる。また、その背後のIKARIと大山の3番手争いも接近。大山はペースも良く、徐々に前のIKARIとの間合いを詰めていく。
 緊迫した首位攻防戦はレース終盤に大きく動く。13周目の1コーナーで鳥羽に迫ろうとしていた今田が痛恨のオーバーラン。これでIKARIが2番手を奪うこととなったが、今田はポジションを奪い返すべく、IKARIに詰め寄るが、ダンロップコーナーへのアプローチでIKARIのアウト側に並びかけようとした今田はスペースがなく縁石をまたぐ形となりスピンアウトしてしまう。




 これで鳥羽は一気に楽になったかと思われたが、2番手に浮上したIKARIが猛追。ファイナルラップにはテール・トゥ・ノーズにまで詰め寄ったが、鳥羽がセクター3でのIKARIの猛攻を凌ぎ切り、コンマ2秒差での逃げ切りでトップチェッカーを受けることに。
 鳥羽は開幕大会を連続ポール・トゥ・ウインでの連勝と最高のシーズンスタートを果たす。一方IKARIはわずかに届かず2位。3位には参戦7シーズン目にして初の表彰台となった大山が入った。
 なお、5番手でチェッカーを受けた清水にレース後、他車のコースアウトを強いる行為があったとして10秒加算ペナルティーが課せられたため清水は9位に降格となり、4〜6位にはDRAGON、赤松、今田が続いている。




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