
低く垂れ込める雲の中から、時折霧のような雨が降る中で迎えた9月19日土曜日のFIA-F4選手権第9戦決勝は、スポーツランドSUGOを舞台に行われたが、まず、午前8時15分にインディペンデントクラス(以下INDPクラス)のフォーメーションラップがスタートした。
コースインのタイミングではほぼ雨が上がっているものの、時折弱い霧雨が気まぐれのように訪れる微妙なコンディションとなる中、INDPクラスの17台は全車レインタイヤでのスタートを選択。午前8時18分にレッドシグナルが消灯した。
ポールシッターであったHIROBONがまずまずのスタートを決め、これに予選2番手の赤松昌一朗が続き、グリッド順通りKENTARO、鳥羽豊、齋藤真紀雄、WILLIAMというオーダーで1コーナーをクリア。各車タイヤに熱をいれつつのポジション取りでおとなしめのオープニングラップかと思われたが、その中で猛然とスタートダッシュを決めたIKARIが、最後尾グリッドから一気に1周目に7番手にまで躍進を遂げる。
2周目に入ったところで、HIROBON、赤松のトップ2に続く3番手のKENTAROに鳥羽が肉薄し、1コーナーでKENTAROを捕らえて3番手に浮上。その背後では5番手齋藤にWILLIAMが接近戦を展開する。

3番手にポジションを上げた鳥羽がHIROBON、赤松のトップ2に追いつくと、首位争いは三つ巴の攻防となっていくが、そこからジリジリとHIROBONが抜け出し、赤松と鳥羽の2番手争いが熱を帯びていくが、4番手となったKENTAROはこのトップ3のペースには及ばなかったものの、5番手を争う齋藤、WILLIAM、IKARIの3台には水を開けていく状況でレース序盤を進めるが、その5番手争いの中で4周目にWILLIAMをIKARIがかわし、6番手にポジションアップ、今度は齋藤を追っていく。
しかし、5周目を終えたあたりから徐々に各車間のギャップが拡大、接近戦の緊張感が薄れ始めたところで、なんと8周目の3コーナーで6番手追走中のWILLIAMがコースアウトを喫してバリアにクラッシュ。このアクシデントを受け、セーフティーカーが導入されることとなった。

2秒ほどのマージンを築いていたトップのHIROBONだったが、これにより赤松、鳥羽らが一気に間合いを詰めることとなり、リスタートに注目が集まったが、11周終了時、12周目にレースはリスタートを迎えるが、うまくSPコーナー付近から加速を決めたHIROBONがトップを守ることに成功する。
しかし、その背後ではリスタート直後の1コーナーで2番手の赤松が痛恨のオーバーランを喫してしまい、この機を捕らえた鳥羽が2コーナーで2番手に浮上。さらに後方では1コーナーで小嶋健太郎を大山正芳がオーバーテイクし8番手に浮上を果たす。

また、4番手を行くKENTAROにIKARIが肉薄し終盤にかけてドッグファイトが展開されるが、ポジションは最後まで変わらず。
結局HIROBONが1秒5のギャップを築いて逃げ切って今季5勝目をマーク。2位に鳥羽、3位に赤松が入った。また、4〜6位にはKENTARO、IKARI、齋藤が続いている。
