REPORTS | 第9戦・第10戦 スポーツランドSUGO

2026 第10戦 菅生 INDPクラス決勝レースレポート

スタートで首位に立ったHIROBONが早くも王座獲得! KENTARO、赤松が2〜3位に

 弱い霧雨が路面を濡らし、セミウェットコンディションでの攻防となった第10戦インディペンデントクラス決勝は、9月20日日曜の午前8時15分にフォーメーションラップが開始された。
 ほぼ前日に近い濡れた路面コンディションとなったこの第10戦に向けては、いったんドライタイヤでグリッドに着いていたドライバーたちが、徐々に雨量が増えたことで次々とレインタイヤに交換。最後尾グリッドからの追い上げを狙うIKARIだけがドライタイヤを選択も、それ以外の16台はすべてレインタイヤを装着してのスタートとなった。



 ポイントリーダーとして前日の第9戦で今季5勝目を飾っていたHIROBONだったが、この第10戦で2位以上となり、ランキング2位につける鳥羽の結果次第では、早くもインディペンデントクラスのチャンピオンを決めるという状況でこのレースを迎えた。

 金曜に行われた公式予選のセカンドベストタイム順となったこの第10戦決勝のグリッドでは、フロントロウにKENTAROとHIROBON、2列目に鳥羽豊と赤松昌一朗、3列目にWILLIAMと齋藤真紀雄と、前日の第9戦でも上位を争った面々が並ぶこととなったが、午前8時18分にレッドシグナルが消えると、ポールポジションのKENTAROの加速が今ひとつの間に、するすると2番手スタートのHIROBONがトップを奪って1コーナーへ。KENTAROはなんとか2番手を守り、これに赤松、鳥羽、WILLIAM、齋藤、さらに大山正芳、佐々木祐一らが続くこととなった。



 1周目を終え、HIROBONは約1秒のギャップを築き、2番手はKENTARO。しかし、その背後には赤松、鳥羽がピタリとつける展開。このトップ4がじりじりとWILLIAM以下を引き離していくものの、序盤はHIROBONもあまりギャップを拡大できないまま、三つ巴の2番手争いが熱を帯びる。
 しかし、4番手の赤松もこの攻防から徐々に後退することとなり、コンマ2〜3秒差で接近戦を演じるKENTAROと鳥羽の戦いに注目が集まった。

 2番手争いの接戦の間に、トップHIROBONは1秒ほどのギャップを2秒弱まで拡大することに成功。幾度となる1コーナーでチャンスを伺う鳥羽だったが、なかなかKENTAROの牙城を切り崩せない状況が続く。ところが、10周目の馬の背コーナーで金山和弘がスピンアウトしグラベルにスタックしてしまい、これによりセーフティーカーが導入されることとなった。




 これにより、ややばらけつつあった上位陣含め、ギャップが無くなったものの、リスタートとなった14周終了時、15周目の1コーナーではHIROBONがトップをキープ。2番手KENTARO、3番手鳥羽も順位変動のないまま15周目を終えたが、ドラマは16周目に訪れる。



 最終コーナーで間合いを詰めてホームストレートを駆け上がってきた鳥羽は、16周目の1コーナーでKENTAROのインに飛び込もうとするが、やや距離があったかKENTAROが先行する形で1コーナーへアプローチ。最内のラインで1コーナーにアプローチした鳥羽だったが、そこに充分なスペースはなくバランスを崩して無念のスピンアウト。アウト側の縁石で亀の子状態となった鳥羽はそこでマシンを降りてしまう。



 鳥羽のマシンを回収するべく、再びセーフティーカーが導入されたが、残り2周とあってファイナルラップまでセーフティーカーランは続くことに。結局そのままチェッカーを迎え、優勝はHIROBON。選手権上の直接的なライバルであった鳥羽がリタイアとなってしまったことで、見事今季のインディペンデントクラスのドライバーチャンピオンを獲得。同時にTEAM 5ZIGENがインディペンデントクラスのチームタイトルを手中に収めた。
 2位にはKENTARO、3位には赤松が入り、4〜6位にはWILLIAM、大山、齋藤が続くこととなっている。







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