残り3大会となった今季のFIA-F4選手権。後半戦の要衝ともいえる菅生大会での第9戦、第10戦は9月18日金曜日に公式予選を迎えた。
木〜金に行われたトレーニング走行ではドライでの走行に終始したものの、金曜朝から時折細かい霧雨が降るなど、予選に向けてはウェット路面となる可能性も危惧されたが、お昼頃から逆に晴れ間も広がり始め、午後1時10分からの公式予選は完全なドライコンディションでのアタックとなった。

残念ながら大会直前に梅本幸汰がリタイアとなり、今回、チャンピオンクラス(以下CHクラス)の公式予選に出走したのは28台。
コースインと同時に各車ピットアウトしていき、タイヤを温めて迎えた計測1周目。まずは酒井龍太郎が1分25秒470を刻んでモニターのトップに立ち、これに翁長実希、熊谷憲太のOTG勢が2〜3番手に続くが、なんとここでレインボーコーナーで亀の子状態となってしまったマシンが出たため、いきなりの赤旗が提示される。
このため、CHクラスの予選は午後1時19分に残り15分で再開されることとなったが、再開後すぐさまモニターのトップに立ったのは1分24秒631をマークした豊島里空斗。しかし、午後1時22分になるとタイムアップするマシンが続出し、1分24秒167を刻んだ濱邊誠己がトップに立つと、これに酒井涼、三浦柚貴が続くが、やや遅れて鈴木恵武が1分24秒396で2番手に浮上する。

続く計測4周目になると、連勝街道を爆進中の白崎稜が1分24秒144でトップに浮上。これに鈴木悠太が1分24秒261で続くも、すぐさま酒井龍太郎が1分24秒198で2番手に割って入る。
ところが、多くのドライバーがベストタイムを更新し始めた矢先、なんとここで五十嵐文太郎がSPコーナーでコースアウトを喫してクラッシュしてしまい、午後1時24分、このセッション2回目の赤旗中断となってしまう。

この時点でのトップ10は白崎、濱邊、塩田惣一朗、酒井龍太郎、鈴木悠太、中井陽斗、三浦、鈴木恵武、酒井涼、酒井翔太といった顔ぶれ。
セッションは午後1時31分に仕切り直しとなったが、残り時間は僅かに4分。コースインするタイミングにも左右され、多くの車両がこの残された時間ではタイムアップが叶わなかった中で、午後1時34分にただひとり24秒を切る1分23秒893を叩き出してモニターの首位に躍り出たのは塩田。さらにチェッカー提示後のファイナルラップには中井が1分24秒211をマークして5番手に、また豊島が1分24秒521でトップ10入りをしたものの、タイム変動はここまで。

結局、第9戦予選では塩田が初ポールポジションを獲得。これに白崎、濱邊が続き、4〜6番手には酒井龍太郎、中井、鈴木悠太がつけることに。
また、セカンドベストタイムで決まる第10戦予選でのトップタイムも塩田が手にして、堂々のダブルポールを手にすることとなり、白崎が2番手、3番手には中井。さらに4〜6番手には濱邊、酒井涼、三浦が続くこととなった。

CHクラスの公式予選で2度の赤旗中断があったものの、午後1時45分、RyuichiKunihiroのリタイアにより17台となったインディペンデントクラス(以下INDPクラス)の公式予選はオンタイムでのスタートとなった。
こちらはコースイン序盤から順調に各車が周回を重ねることとなったが、まずは計測1周目からハイペースでラップを刻んだHIROBONが1分26秒576でトップに立ち、これを1分26秒422で逆転した赤松昌一朗がモニターのトップに。
続く計測2周目には、HIROBONが1分25秒918で逆転し、首位に。このあたりのタイミングではWILLIAM、IKARIらも1分26秒台前半のタイムでトップ6につけるが、午後1時50分には上位陣から離れたタイミングでアタックを行なっていたKENTAROが1分25秒820で一気に首位に立つ。しかしこのタイムも間髪を入れずに1分25秒785を刻んだ鳥羽豊に更新されていくなど、激しい攻防が展開される。

こうした流れはセッション中盤から終盤にかけて続き、鳥羽、HIROBON、赤松、KENTARO、さらには齋藤真紀雄、WILLIAMらによるトップ6の1分25秒台前半での攻防は目まぐるしいものとなったが、午後1時53分にHIROBONが1分25秒286でトップに。これに赤松が1分25秒287と1000分の1秒差の2番手に。
午後2時ちょうどにKENTAROも1分25秒323にタイムアップするも、ポジションは3番手のまま。HIROBON、赤松のトップ2に動きのないままセッションは終盤を迎えるが、なんとトップタイムをマークしていたHIROBONが、3〜4コーナーでコースオフしてバリアにクラッシュしてしまう。

このためセッションは午後2時03分に残り2分というところで赤旗に。残り時間も少ないことから、セッションはこのまま終了に。
結局、INDPクラスの公式予選は第9戦ではHIROBONがポールポジションを獲得し、2番手には赤松。さらにKENTARO、鳥羽、齋藤、WILLIAMまでがトップ6に。
セカンドベストで決まる第10戦では、KENTAROがポールシッターとなり、HIROBON、鳥羽が2〜3番手に。4〜6番手には赤松、WILLIAM、齋藤というオーダーとなった。
