REPORTS | 第5戦・第6戦 富士スピードウェイ

2026 第6戦 富士 INDPクラス決勝レースレポート

ペナルティ跳ね返し、鳥羽豊が優勝! HIROBON2位、3位に今田信宏

 前日よりもさらに暑さの増した感のある8月2日(日)、インディペンデントクラス第6戦決勝は、午前8時ちょうどにフォーメーションラップが開始された。
 前日同様に22台が出走したこのレース、金曜午後の予選の結果、ポールポジションは連勝中のHIROBON。予選2番手に鳥羽が続き、2列目にはKENTARO、齋藤真紀雄、3列目には小嶋健太郎、今田信宏と、前日の第5戦でも上位を争った面々が上位グリッドにひしめくこととなった。



 フォーメーションラップの後、午前8時04分にレッドシグナルが消灯し、全車いっせいにスタート。ここでポールシッターのHIROBONよりも加速が上回ったのは鳥羽。鳥羽は1コーナーへのアプローチでHIROBONに並びかけることに成功するが、HIROBONもアウト側で踏ん張り、両者はコカコーラコーナーまで並走も、ここでHIROBONがなんとか首位を守る。その背後では、KENTAROをかわした齋藤が3番手に浮上し、KENTAROを挟んで5番手には今田が続く。さらには清水剛が小嶋を捉えて6番手につけた。

 ところが、中団グループでは1〜2コーナー間でIKARIがWILLIAMに接触。これでダメージを負ったWILLIAMのマシンがストップした他、フロントウイングを失ったIKARIが大きく遅れてしまう。
 しかし、アクシデントはこれにとどまらず、ダンロップコーナーで齋藤に並びかけていたKENTAROが、立ち上がりでの齋藤との接触によりフロントウイングを脱落させるなど、アクシデントが続き、今週初めてのセーフティーカーが導入されることとなったが、車両やパーツの回収など作業はスムーズに進み、このセーフティーカーは3周目にはピットに呼び戻されることとなり、レースは3周終了時4周目からのリスタートを迎えた。



 注目のリスタートながら、トップHIROBONはうまくギャップを作り、トップをキープ。これに鳥羽、齋藤、KENTARO、今田、清水が続いたが、リスタート直後のTGRコーナーではフロントウイングのないKENTAROがオーバーランを喫し、今田、清水、小嶋が4〜6番手に浮上する。



 このままのオーダーで4周目を終えようという頃、なんとモニターに鳥羽にスタート手順違反があった旨の表示がなされる。これで鳥羽になんらかのペナルティーが科せられることが予想され、トップを行くHIROBONには有利な展開となったかと思われたが、ここから鳥羽が猛チャージを見せる。
 4周目の終盤にHIROBONにテール・トゥ・ノーズに迫ると、スリップを活かして5周目のTGRコーナーでトップを奪うことに成功する。




 すると、トップに立った鳥羽がこの周の終盤に差し掛かった頃には、鳥羽に5秒のタイムペナルティーという裁定が下されることに。トップを走行しながらも、鳥羽は2番手に5秒以上のギャップを築かなければ勝つことができないという形だ。
 2番手に後退したHIROBONにとっては、鳥羽の5秒以内につけていれば、2番手でチェッカーを受けても優勝できる、有利な状況かと思われた。
 両者のギャップは5周目を終えて1.2秒。ここからスパートした鳥羽が、6周目には1.9秒、7周目には2.2秒とギャップを拡大しつつ逃げるものの、HIROBONも踏ん張りレース中盤は一進一退の攻防に見えた。

 その緊迫した首位争いの背後では、齋藤と今田が接近戦の3番手争いを演じるが、さらにその後方では清水、中島功、小嶋、さらにはDRAGON、大山正芳、赤松昌一朗らが目まぐるしくポジションを変動させながら集団での攻防を展開するなど、非常に見どころの多い戦いが続けられた。

 一方首位攻防戦はレース終盤に入ると、徐々にHIROBONのペースが伸び悩み、安定したハイペースを刻み続ける鳥羽が10周目に3.7秒、11周目に4.6秒と着実にリードを拡大すると、ついに12周目には鳥羽は2番手HIROBONに5.017秒差をつけることに成功。このまま5秒以上のギャップを維持すれば、鳥羽はペナルティーを受けても優勝を手にできる状況となった。



 最後まで手綱を緩めなかった鳥羽は、結局6.8秒差をつけてトップチェッカー。ペナルティーを跳ね返し、HIROBONの連勝をストップする今季3勝目をマークすることとなった。
 惜しくも4連勝はならなかったが、この富士でも速さを見せつけたHIROBONが2位、3位には齋藤が入るかと思われたが、レース中に複数回の走路外走行があったとして5秒のタイムペナルティーをうけ4位に降格。代わって今田が3位に繰り上がった。



 ところが、レース後の車検で齋藤の車両に使用されていたギアオイルに成分違反があり、齋藤は失格に。さらに今田に続いてチェッカーを受けていた清水と小嶋にストレート区間での危険行為があったとして5秒のタイムペナルティーが科せられたため、4〜6位にはDRAGON、赤松、大山が繰り上がるという結果となった。







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