
爽やかに晴れ渡った11月7日日曜のモビリティリゾートもてぎ。午前8時15分、オンタイムで第13戦チャンピオンクラス決勝のフォーメーションラップが開始された。
前日に行われた公式予選の結果、開幕大会富士以来のポールを奪ったのは酒井涼。2番手には新王者となった白崎稜が並び、2列目に黒沢和真と鈴木恵武、3列目に塩田惣一朗と鈴木悠太が続く上位グリッドの顔ぶれとなった。
1周のフォーメーションラップののち、午前8時18分に迎えたスタート。シグナルが消えた瞬間、好スタートを決めたのは2番グリッドの白崎。瞬く間に酒井涼を抑えてトップに躍り出た白崎が、労せずして1コーナーを制するが、その背後で3番手争いをしていた黒沢と鈴木恵武が接触。両者は絡み合うように1コーナーをコースオフしてしまい、代わって塩田、鈴木悠太らがポジションを上げる。

オープニングラップの5コーナーでは、武藤雅奈を中井陽斗がオーバーテイクし5番手に浮上。同周の終盤には、1コーナーでの接触からコース復帰していた鈴木恵武が、90度コーナーでコースオフしグラベルストップした他、さらに2周目の1コーナーでは石井大雅がコースオフ、こちらもグラベルでストップしたことで、2周目にしてセーフティーカーが導入されることとなった。
この段階での上位陣のオーダーは、白崎、酒井涼、塩田、鈴木悠太、中井、武藤のトップ6に、酒井龍太郎、中里龍昇、箕浦稜己、百瀬翔がトップ10圏内という形。しかし、このセーフティーカーランは長くは続かず、3周目には消灯し3周終了時/4周目からのリスタートを迎えた。

トップ白崎はダウンヒルストレート後半から加速に入り、うまく酒井涼とのギャップを守ってリスタート。酒井涼の背後では塩田に鈴木悠太が肉薄すると、その勢いのままS字で塩田を捕らえ、3番手を奪う。
こうして4周目を終え、5周目を迎えたところで2番手で白崎を追走する酒井涼に、なんと反則スタートの裁定がくだり、5秒のタイムペナルティが科せられる。スタート時、シグナル消灯前に酒井涼は車両が動いてしまっていたのだ。

これで一気に楽な格好となった白崎だが、5周目に1分56秒163のファステストを刻んで逃げにかかる。しかし、酒井涼も負けじと翌6周目に1分55秒859でファステストを更新し、トップ2台はコンマ数秒差の接近戦を見せつつ、3番手に浮上した鈴木悠太を徐々に引き離しマッチレースの様相となっていく。
そんな中、鈴木悠太にかわされた後も、ややペースに苦しんでいた塩田に中井が接近。8周目のS字で塩田から4番手をもぎ取ることに成功する。
すると、9周目の5コーナーで6番手を行く武藤と、そのインに飛び込んだ酒井龍太郎の車両が立ち上がり付近で接触。絡み合った2台はそのままコースアウトし、イン側の立体交差下コンクリートウォールにクラッシュしてしまう。
このアクシデントにより、すぐさまセーフティーカーが再導入されたが、残り4周というレース終盤に2台が絡んだ大きなアクシデントのため車両回収は間に合わず、結局セーフティーカーランのままファイナルラップに突入し、最後にセーフティーカーはピットインしたものの、隊列は追い越し禁止のままチェッカーを受けることとなり、優勝は今季7勝目となった白崎。2位でチェッカーを受けた酒井涼はタイムペナルティーによりポイント圏外に降格された結果、鈴木悠太がうれしい初表彰台となる2位、3位には中井陽斗が入った。
また4〜6位には塩田、中里、箕輪が続いている。
