FIA-F4選手権では、各レースでの決勝結果に応じて1位~10位に入賞した2クラスそれぞれのドライバーに選手権ポイントが授与されるが、シリーズ初年度のみ80%の有効ポイント制が採用されたものの、2年目の2016年からは全戦有効制が導入されている。この獲得ポイント数により、JAF地方選手権としてのFIA-F4選手権のシリーズチャンピオンが決定される。
当該年のドライバーチャンピオンには、GTAより「ドライバーアワード」が授与されるが、それに加えて、GTAでは独自にJAF地方選手権ポイントの対象とならない「競技参加者(チーム)」の栄誉を称えるため、JAFが定める「日本レース選手権規定」および「FIA-F4選手権統一規則」とは別にGTAアワードを設定。当該チームに所属するドライバーのうち最上位に順位認定されたドライバー(海外ASN発給ライセンス所持者の順位も算入の対象とする)に基づき、チームポイントが付与され、その獲得ポイントの年間最上位チームが「チームアワード」の栄誉を手にする。
このようにして決定した「ドライバーアワード」と「チームアワード」には、GTAよりトロフィーまたは楯が授与される。「ドライバーアワード」については上級カテゴリーへのステップアップ支援等の選考対象とする他、チームアワードについては国土交通大臣賞が授与されることとなっている。