
「今回の予選ポール(ポジション)は、天候に助けられた部分もあると思います。昨日まで(の練習走行では)、トップとは少し差があったので。残り2周の時点で前に詰まって一旦バックオフする(集団走行状態から離れる)ことになり、最後のラップはうまくまとめることができましたが、2周行けずにダブルポール(2戦共のポールポジション)を逃してしまったのは残念。そこは自分のミスですね。2周続けて行けるよう、うまく組み立てるべきでした。でも1位でも6位でも優勝のチャンスはあると思うし、とにかくレースではフルプッシュして、両方勝てるよう頑張ります。午後のレース(第13戦)、路面は完全に乾くはずなので、うまくアジャストしたいと思います」

「セッション開始から路面がどんどん乾いていく状況だったので、タイヤを終盤に合わせて温めて最後の2周で勝負というプランで臨みました。その結果、セクター1、2(コース前半)は速かったのですが、セクター4(コース終盤)が少しライバルより遅かった。(ポールを獲れなかったのは)セットの差もありますが、タイヤの温め方も要因だったと思います。ポールの新原選手とはランキング3位を争っているので、(2回の)レースでは新原選手の前に出られるよう頑張ります」

「木曜、金曜(練習走行)はハマっていて調子が悪かったのですが、予選は自分が得意なダンプコンディション※になって、それが良い方向に行ったと思います。昨日10番手あたりだったことを考えると、(2戦の予選結果が)3番手、2番手というのは良い結果。今日のレース(第13戦)は、ランキングトップの佐藤選手の前からスタートできるので、まずは今日、チャンピオンを絶対に決めさせないようにしたいです。もう失うものはないし、最終大会では自分が今持っている力を最大限出すだけだと思っています。レースではなにが起こるかわからないし、その結果逆転タイトルが叶えば良いですね」
※路面の一部が濡れて、ドライとウェットが混じっている状況。

「今年はちょっと乗れるようになった分ドライビングが雑になっていたので、新しいコーチを招いて、シーズンを通してドライビングを改善するチャレンジをしていました。その集大成として、一番苦手なもてぎでポールを獲得することができて良かったです。路面はまだ少し濡れていてかなり怖かったですが、赤旗も想定して無理せず後半にかけてタイヤをつくって、最後の2周に賭けていました。午後のレース(第13戦)は、スタートについてはどうしても練習量が足りず苦手意識がありますが、とにかく優勝できるよう頑張ります」

「(予選中に)赤旗が出ることは想定していたので、前半が勝負だと思っていました。でも赤旗後に逆転されて残念です。最後の方が路面状況は良かったですが、自分はタイムを伸ばすことはできませんでした。レースは2つとも2番手の好位置からスタートできるので、あとはもう勝つしかないと思っています。チャンピオン争いをしている選手は後方だし、午後のレース(第13戦)はKEN ALEX選手を抜くことだけに集中します」

「フル参戦は今年が初めてで、シーズン中にウェットコンディションを何度か経験したことが最後の大会で活かせて良かったです。予選はダンプコンディションで始まって、どんどん路面コンディションが良くなっていく展開。赤旗中にピットで一度頭を整理して、最後は自信を持ってフルプッシュでアタックしました。表彰台にはまだ上がったことがないので、午後のレース(第13戦)は大きなチャンス。3位よりももっと、上に行けるよう頑張ります」