REPORTS | 第6戦・第7戦 鈴鹿サーキット

2025 第6戦・第7戦 鈴鹿 予選レポート

INDPはDRAGON、KENTAROがポール分け合う 新原光太郎が反撃の狼煙︕ 鈴⿅でダブルPPを獲得

全国的な酷暑となったこの週末。8⽉23⽇(⼟)、早朝から気温がぐんぐん上昇する中、ドライコンディションで午前8時55分からチャンピオンクラス(以下CHクラス)の公式予選が⾏われた。

◼チャンピオンクラス予選
新原光太郎が反撃の狼煙︕ 鈴⿅でダブルPPを獲得 INDPはDRAGON、KENTAROがポール分け合う

今⼤会も30台のエントリーとなったCHクラス。セッション開始と同時に各⾞思い思いにタイヤに熱を⼊れ、計測ラップに⼊ることとなったが、その⽮先、スプーンカーブを⽴ち上がった⻄ピットの前あたりで森⼭冬星がマシントラブルからコース上にストップしてしまう。

このため、まだ1周も計測ラップが刻まれていない序盤のタイミングながら、午前8時59分に⾚旗が提⽰されることに。

オフィシャルの⼿によって森⼭の⾞両が⻄ピットへ押し出され、セッションは午前9時05分に再開となったが、状況を鑑みてセッションは5分間延⻑され、再開から20分間でのアタック合戦が展開されることとなった。

新原光太郎が反撃の狼煙︕ 鈴⿅でダブルPPを獲得 INDPはDRAGON、KENTAROがポール分け合う

仕切り直しとなったこの予選だが、いったん⽪剥きが⾏われていることもあってか、再開後2周⽬には早くも佐藤樹、梅垣清、鈴⽊⽃輝哉らは2分09秒台前半の好タイムを刻むが、ここで早くも2分08秒305を刻んでモニターのトップに⽴ったのは新原光太郎。前⼤会の富⼠で連続表彰台を獲得し、調⼦を上げてきた新原が早々に主導権を握る。

午前9時09分、三浦柚貴が2分09秒052で2番⼿に浮上も、その翌周には上位陣の多くが2分08秒台に突⼊することとなり、佐藤が2分08秒627、 鈴⽊⽃輝哉が2分08秒549、洞地遼⼤が2分08秒717、さらには熊⾕憲太が2分08秒570を刻むなど、⽬まぐるしく2〜4番⼿が⼊れ替わるも、トップ新原には⼀歩届かない。

新原光太郎が反撃の狼煙︕ 鈴⿅でダブルPPを獲得 INDPはDRAGON、KENTAROがポール分け合う

すると、午前9時14分には新原が2分08秒212へとタイムアップ。残り5分となって、洞地、熊⾕らがタイムを上げたものの、結局新原の⽛城を崩すには⾄らず、新原が⾃⾝初のダブルポールポジションを獲得することとなった。

この予選のベストラップで決する第6戦では、新原、佐藤、熊⾕、洞地、鈴⽊⽃輝哉、百瀬翔までがトップ6となり、セカンドベストラップで決まる第7戦では新原、洞地、佐藤、熊⾕、百瀬、そして鈴⽊⽃輝哉までがトップ6という結果となった。

◼インディペンデントクラス予選
新原光太郎が反撃の狼煙︕ 鈴⿅でダブルPPを獲得 INDPはDRAGON、KENTAROがポール分け合う

CHクラスで⾚旗中断〜5分間の延⻑があったものの、19台での攻防となったINDPクラス予選はオンタイムでスタート。引き続きドライコンディションで午前9時30分のコースイン開始となった。

早々に⾚旗が提⽰されたCHクラスとは異なり、こちらは序盤順調に推移し、タイヤに熱の⼊った計測3周⽬、まずはポイントランキングで⾸位タイに並ぶDRAGONが2分12秒943をマーク。しかし、すぐさまチームメイトの今⽥信宏が2分12秒429でトップに⽴つ。

新原光太郎が反撃の狼煙︕ 鈴⿅でダブルPPを獲得 INDPはDRAGON、KENTAROがポール分け合う

午前9時36分には⼩⾕素弘が2分12秒465で2番⼿に⾷い込むが、直後にDRAGONが2分11秒594を刻んでトップに浮上。今⽥も2分11秒595をマークし2番⼿とDRAGONに続く。さらには植⽥正幸が2分11秒677、齋藤真紀雄が2分11秒881で3〜4番⼿につけるが、直後に⾚松昌⼀朗が2分11秒858で4番⼿に⾷い込む。

新原光太郎が反撃の狼煙︕ 鈴⿅でダブルPPを獲得 INDPはDRAGON、KENTAROがポール分け合う

午前9時38分には、ポイントリーダーのKENTAROが2分11秒283で⼀気に⾸位に。これに⼩⾕が2分11秒583で続くも、DRAGONが2分10秒928を叩き出し、再び⾸位の座を奪還する。

午前9時39分には植⽥が2分11秒239で2番⼿に浮上、さらに午前9時40分に⾚松も2分11秒265で3番⼿に続いたが、直後にKENTAROも2分10秒940をマーク、惜しくもDRAGONには届かなかったが、2番⼿に再浮上しランキングトップに並ぶふたりが予選から激しい⽕花を散らせる。

ところが、ここでベストタイム更新を狙ってアタックしていた齋藤がスプーンカーブ⽴ち上がりでアウト側にコースアウト、バリアにクラッシュしてしまう。

DRAGONらこの周でベストタイム更新を⽬前としていたドライバーにとっても不運なアクシデントとなったが、この齋藤のマシンを回収するためINDPクラスでも⾚旗が提⽰されることとなり、再開は午前9時55分。残り時間は4分ということとなった。

ここで各⾞ラストアタックでのタイム更新を狙ったが、今⽥、KEN ALEXら何台かのマシンが⾒事ベストタイムを更新、KEN ALEXが3番⼿、今⽥が4番⼿とポジションアップを果たすも、トップ2は変わらず。

結局第6戦はDRAGONがポールポジションを奪い、KENTARO、KEN ALEX、今⽥、植⽥、⾚松がトップ6に。セカンドベストタイムで決まる第7戦では、KENTAROがポールを奪い、⾚松、DRAGON、今⽥、KEN ALEX、植⽥と順番を⼊れ替えて並ぶ結果となっている。

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