REPORTS | 第1戦・第2戦 富士スピードウェイ

2024 第1戦 富士 決勝レポート

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

波乱の初戦を制した佐野雄城。2年目の開幕大会で幸先の良い初優勝を飾った

徐々に日差しが強まり、気温がぐんぐん上昇する中、正午にコースイン開始となったFIA-F4選手権第1戦決勝。初ポールの新原光太郎、フロントロウの森山冬星を筆頭にチャンピオンクラスの22台が前方に並び、その後ろにDRAGON、仲尾恵史を先頭としたインディペンデントクラスが並ぶという、今季からクラス分けされた決勝グリッドには、合計34台がつく予定だったが、グリッドに向かっていたKEN ALEXがクラッチトラブルでピットスタートとなり、結局33台のマシンが午後0時15分のフォーメーションラップを迎えた。
しかしながら、フォーメーションスタートの時点で下野璃央が動けず、32台の車両がグリッドから、そして1台がピットスタートでの決勝スタートとなった。

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

トップ争いの#16新原と#62森山が予想外の接触。#16は無念のクラッシュとなった

午後0時19分、レッドシグナルが消灯し各車スタートを切ったが、3台ほどのマシンがストールで出遅れたが、グリッド上では大きな混乱なく集団が1コーナーへ。トップの新原はトップを守って1コーナーにアプローチしたが、その背後では森山、野村勇斗、佐野雄城、大宮賢人、洞地遼大が接近戦を演じながら雪崩れ込む。わずかに新原が抜けた形で2コーナー、コカコーラコーナーをクリアした上位陣には、さらに白崎稜、佐藤樹、卜部和久、清水啓伸が加わり、序盤から接近戦が展開されるが、オープニングラップを制したのは新原。以下、森山、野村、佐野、大宮、洞地、白崎、佐藤樹、卜部、清水までがトップ10という状況に。しかし、2周目の1コーナーではスリップを活かした4番手佐野が3番手野村に並びかけ、1コーナーで3番手を奪う。

続く3周目には同じく1コーナーで洞地と大宮が5番手争いを展開、もつれあうように並走した2台は、コカコーラコーナーで洞地に軍配が上がるが、大宮の背後には白崎が迫る。6番手を争うこととなった大宮と白崎だが、翌周のストレートで白崎がスリップを抜け出して大宮をパスし6番手を奪う。
ところが、この周トップに異変が。徐々にトップ新原との間合いを詰めていた森山がテール・トゥ・ノーズ状態に持ち込み、新原にプレッシャーをかけ始める。新原はなんとか森山を抑えていたが、翌5周目の1コーナーでは森山が新原に並びかけるほどに接近。それでもトップを守った新原は、森山を従えてコカコーラコーナーへ向かったが、新原のマシンに張り付いていた森山がインを伺おうと進路変更を行った際、森山のマシンのノーズ先端が新原のマシンのリヤストラクチャーに接触してしまい、たまらず新原はスピン状態となり、アウト側のガードレールにクラッシュしてしまう。この周にはダンロップコーナー立ち上がりで佐藤樹と佐藤凛太郎が接触、佐藤樹がスピンアウトしダメージを追うこととなり、結局ピットに戻ってレースを終えるなど、アクシデントが連続する。

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

#35佐野が残り3周で首位に。#50野村、#51洞地には隙を見せなかった

このアクシデントの結果、期せずして首位に立った森山は、2番手の佐野以下、野村、洞地、白崎の接近は許さず、ポジションを守ってレース折り返しの7周目を終えるが、8周目のヘアピンで前車を抜きに行ってスピン状態となったLin ChenghuaにSAKAI WILLIAMが接触する形となり、2台がヘアピンのコース上に絡み合ったままストップしてしまう。

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

佐野雄城が初めてのトップチェッカー

このためセーフティーカーが導入されるが、この時点でのトップ10のオーダーは森山、佐野、野村、洞地、白崎、大宮、清水、卜部、鈴木斗輝哉、佐藤凛太郎。このセーフティーカーは11周終了時まで続き、レースは12周目からリスタートとなるが、このリスタート直後の1コーナーで森山、佐野のトップ2の背後で野村、洞地、白崎、大宮らが接近戦を演じる中、大宮がスピンを喫して後退してしまう。また、リスタートでトップを守った森山だったが、この周に新原とのアクシデントによりドライブスルーペナルティーが科せられピットへ。このため、残り3周を切ったところで佐野がトップに浮上する。

トップに立った佐野は、接戦を続ける野村、洞地に対しわずかにギャップを確保すると、そのまま念願のトップチェッカー。右手を突き上げつつのフィニッシュを飾った。コンマ7秒差の2位には野村、そして洞地までが表彰台となり、4位は自己最高位となる清水。卜部、白崎が5〜6位となった。なお、ペナルティーを消化後レースに戻った森山はクラス15位で初戦を終えた。

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

佐野を挟んで野村、洞地のHFDP勢が表彰台へ

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

インディペンデントクラスの初戦をポール・トゥ・ウインで制したDRAGON

一方インディペンデントクラスでは、ポールポジションからスタートしたDRAGONが力強いレースを展開。スタートでトップを守ると、2番手で追走する仲尾、そして3番手IKARIをじりじりと引き離し、セーフティーカーが導入されるまでに5秒近いマージンを稼ぎ出す。

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

#2仲尾恵史、#98IKARIが2-3位に

DRAGONにとっては、最悪なタイミングでのセーフティーカーの登場だったはずだが、リスタートしてからも再び仲尾、IKARI以下を引き離して1秒8のギャップを築くと、そのまま14周を走り切ってトップチェッカー。新生インディペンデントクラスの記念すべき初戦のクラスウイナーとなった。

2位には仲尾、3位にはIKARIが続き表彰台。さらにKENTARO、大山正芳、赤松昌一朗までがトップ6に入った。

波乱続いた第1戦、佐野雄城が逆転で初優勝!INDPクラスはDRAGONがポール・トゥ・ウイン

DRAGON、仲尾、IKARIの3人がインディペンデントクラスの表彰台に

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