NEWS 2024

2024「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」熊谷憲太が6代目チャレンジドライバーに決定!

これまで菅波冬悟、環優光、大竹正光、伊東黎明、そして昨年の野澤勇翔といった若きドライバーたちのFIA-F4選手権参戦への扉を開いてきた「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」。その6代目チャレンジドライバーとして、カートの最高峰OKクラスなどで活躍してきた熊谷憲太がこのほど決定した。

2024「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」熊谷憲太が6代目チャレンジドライバーに決定!

神奈川県出身の熊谷は、2017年からレーシングカートで活動してきた18歳。昨年はSUPER GTでも活躍してきた安田裕信のサポートを受け、GPRシリーズのOKクラスで2勝しランキング2位を勝ち獲ったドライバーで、カートや4輪など、エントリーカテゴリーで腕を磨いてきた若い才能に対してFIA-F4選手権シリーズへの門戸を拡げるべく、大阪トヨペット株式会社、住友ゴム工業株式会社の賛同を得て、2017年に株式会社GTアソシエイションが立ち上げたFIA-F4選手権参戦サポートプログラム、「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」に応募、書類選考、実走行テストを経て見事チャレンジドライバーの座を射止め、2024年のFIA-F4選手権で4輪へのステップアップを果たすこととなった。

■ 熊谷 憲太

くまがい・けんた 2005年生まれ 18歳 神奈川出身 2022年全日本カート選手権OKクラス優勝、RMC Grand Finals 8位、2023年GPR OKクラス ランキング2位

■ コメント

「父がモトクロスをやっていた影響もあり、11歳のころに初めてカート場に連れて行ってもらったときに、カートという乗り物に驚いて。『こんなクルマがあるんだ!?』って。そこからカートにハマって、ずっとカートレースをやってきたのですが、いつかは4輪レースにという夢はあったものの、資金的なことなどもあって、あまり具体的には考えていなかったというのが正直なところでした。

この『FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE』についても、そういうプログラムがあることは知ってはいたのですが、昨年カートでお世話になっていた安田裕信さんから、『こういうプログラムがあるけれど、チャレンジしてみたら』という風に言っていただいて、そこで改めて自分にもチャンスがあるのかも、と思って応募させていただきました。

富士スピードウェイでの実走行テストでは、書類選考を通過した他のドライバーもいる中での走行でしたが、事前にコースくらいは経験しておきたいと86では走っていましたが、フォーミュラカーについてはそのときが全くの初めてのドライブで、どこまで行けるのか心配もありました。けれど、荷重の掛かり方などカートや86とは大きく違いましたし、慣れなくてブレーキングの詰めが甘いところはあったものの、最初のセッションから思っていたよりもしっかりと走ることができて、以降は緊張というよりもワクワクしながら走行していたように思います。

その結果、スカラシップを獲得することができたことはすごく嬉しかったのですが、今は少しでも早く、新しいことを多く学んでいきたいという期待感の方が大きいかもしれません。せっかくいただけるチャンスに感謝するのはもちろんですが、ちょうど第2世代にマシンが変わるタイミングということで、これまでシリーズの上位を戦っていたチームやドライバーとの差も少ないかもしれませんし、5月の開幕大会でいきなりポールポジションを争えるような、最大限のパフォーマンスを発揮するために、それまでにしっかりと準備をしていきたいです。そのためにも、少しでも早く新しいマシンで走行してみたいですね」

To Top