「第2戦(富士)で優勝して以来ずっと苦しかったので、応援してくれている皆さんにようやく良い報告ができて良かったです。皆さんにまずは感謝したいと思います。スタートには自信がありました。そこでどれだけ離せるかが勝負だと思っていて、予想以上に序盤引き離すことができたので、あとはタイヤを壊さずトラブルもないような走りを最後まで心掛けました。タイトルの可能性はなくなりましたが、最終大会のもてぎでも予選で良いポジションにつけて、運も味方につけて、優勝を目指して頑張ります」
「すべてはスタートを決められなかったこと。課題はそこです。全然ダメですね、これでは。その後、接触の影響は特になかったです。離されたのは白崎選手が速かっただけ。悔しいです、情けないです、本当に。久しぶりの表彰台ですが、2位も3位ももう要りません。もてぎ(最終大会の2戦)では1位を獲るしかないと思っています」
「今週末はFP(練習走行)から調子は悪くなく15番手からずっと上り調子で、一発もロングも自信があったのですが、予選ではアタックラップをうまくまとめられず、昨日(第11戦)は後ろの方のグリッドからポジションキープで終わってしまいました。今日もスタートでややミスをしてしまってトップ争いに絡めず、その後もペースは良かったのにオートポリスは抜くのが難しく、いろいろ試行錯誤してみたものの順位を上げられないまま終わってしまいました。2週間後の最終大会(もてぎ)では優勝できるよう、しっかり準備したいと思います」
「今回はSC(セーフティカー)ラン中のタイヤウォームアップの勝負だと思っていて、リスタート前にしっかりと合わせ込みをしていたのが奏功した感じ。KENTARO選手は(タイヤの)少し温まりが悪かった気がします。そこはラッキーでした。その後は無理をするような状況ではなかったので、どこまで行けるか、確認しながら走っていました。清水選手が近づいてきてはいましたが、ここではそう簡単には抜かれないので。SC(走行)だけで(レースが)終わったらポイント的には厳しいなと思っていましたが、フルポイントということでチャンピオンが射程圏に入ってきました。(最終大会の)もてぎでは精いっぱい、悔いのない戦いをしたいです」
「もうちょっとレースがしたかったです。クルマのフィーリングが良かったので。昨日(第11戦)の序盤のペースの悪さを今日はアジャストできていたし、リスタートもうまく行って2位に浮上することができました。あのまま行けばトップ浮上も可能だったと思うと悔しいです。早めに仕掛けなかったことも反省点ですね。もてぎの最終大会にも参戦するつもりなので、今度こそ優勝できるよう頑張ります」
「ハーフウェットの路面をスリックで走る経験が少なかったので、今回は苦労するだろうと予感していました。その通りに2周の間に2台に抜かれてしまって、すごく悔しい気持ちはありますが、今の実力ではしょうがないかなとも思っています。SCラン中のタイヤの温め方も、分かっていなかったです。その後も、結果的に3位を守ることができたものの、かなり危なかったです。いつ抜かれてもおかしくない状況で、2回目のSCがなかったら(3位は)厳しかったのではないでしょうか。ただ今後も同じようなシチュエーションになる可能性がある中で、今回経験できたことは大きかったと思います。他人事のようですが、これでチャンピオンシップは面白くなりました。(最終大会の)もてぎでは必死にチャンピオンを獲りにいきます」