ポールから逃げ切り2勝目を飾った#35佐野雄城。#54佐藤凛太郎は一歩届かず
朝の公式予選からSUPER GTの公式練習の間も降り続いた雨は、FIA-F4選手権第9戦の決勝スタート時点でも、相変わらず降り続いていたが、オンタイムでスタート進行スケジュールが進められた結果、午後0時10分、第9戦決勝はオンタイムでスタートを迎えることとなった。
コンディション的には、雨量はそれほどではなかったものの予選同様のヘビーウェットという状況から、予想されたように決勝はセーフティーカー先導によるスタートとなり、イエローのセーフティーカーを先頭に佐野雄城、大宮賢人、佐藤凛太郎、白崎稜、卜部和久、野村勇斗といった上位陣たちから、隊列のままレースをスタートしていった。
2周目に入るところでインディペンデントクラスのYUGOがトラブルのためにピットインしてリタイアも、セーフティーカーランは4周終了時まで続けられ、本格的なレーススタートは5周目から。トップの佐野は首位をキープし、これに大宮、佐藤凛太郎らが続くも、4コーナーで白崎がスピンを喫してしまい大きくポジションダウン。これで4番手以降には卜部、野村、さらにはリスタート直後に洞地遼大をかわしてポジションを上げてきた鈴木斗輝哉、梅垣清が続く。
雨のためセーフティーカースタートとなった第9戦決勝
トップの佐野を先頭に6周目を終えようというところで、5周目にファステストをマークするなど2番手追走していた大宮が、なんと最終コーナーで痛恨のコースオフ。大宮はなんとかコースに復帰も、その間に佐藤凛太郎が2番手に浮上し、大宮は3番手に後退してしまう。すると、翌7周目に入ったトップの佐野が4コーナーで僅かにオーバーランを喫し、2番手の佐藤凛太郎に肉薄されることに。シケインにかけて並走した佐藤凛太郎だったが、すんでのところで佐野がトップを死守する。
すると、この周のSPコーナーでインディペンデントクラスのKENTAROがスピンアウトしグラベルにスタックしてしまい、車両回収のために再びセーフティーカーが導入されることに。
このセーフティーカーランの間にレースは残り10分を切り、本来の17周は消化できる見込みはなくなったことで時間レースとなることが明らかとなった。
トップを行く佐野の背後ではファイナルラップまで接近戦が演じられた
このセーフティーカーは10周終了時にピットへ戻り、レースは11周目にリスタートとなった。ここでトップ4はポジション変動はなかったが、リスタート直後の1コーナーで鈴木が野村をオーバーテイクし5番手に。さらにレインボーコーナーでは梅垣が野村を攻略し6番手に浮上を果たす。
この11周目もトップ3は接近戦を演じるものの、ギリギリのタイミングで12周目に突入する直前で最大レース時間の30分が経過したことで、この11周目がファイナルラップとなり、佐野が逃げ切ってポール・トゥ・ウインで2勝目をマーク。佐藤凛太郎が自己最高位の2位、大宮が3位表彰台を得ることに。
4〜6位には卜部、鈴木、梅垣とTGR-DC RS勢が入り、この雨の難戦で上位フィニッシュを勝ち取る形となった。
優勝の佐野は今季2勝目。佐藤凛太郎は初表彰台、大宮は2戦連続での表彰台となった
インディペンデントクラスでは#44今田と#9KEN ALEXの首位争いが最後まで続けられた
一方、インディペンデントクラスでもチャンピオンクラス同様にセーフティーカー先導でレースがスタート。ポール・トゥ・ウインを狙う今田信宏、KEN ALEX、DRAGON、赤松昌一朗、中島功、植田正幸の上位陣が、チャンピオンクラスの隊列に続いて行き、4周目からリスタートとなった。
ここでトップの今田は落ち着いてトップを守り、KEN ALEX、DRAGON、赤松、中島、植田、齋藤真紀雄、鳥羽豊らが続いていくが、6周目のシケイン立ち上がりで齋藤がスピンを喫して後退。代わって大山正芳、大阪八郎、佐々木祐一がトップ10に。
2位に入ったDRAGONはポイント首位に肉薄することに
すると7周目のSPでKENTAROがスピンしグラベルスタックとなったことでセーフティーカーが導入、このころに2番手のKEN ALEXと3番手のDRAGONの間にチャンピオンクラスの車両が挟まったことで、インディペンデントクラスの行方は今田とKEN ALEXの一騎打ちとなったが、結局今田が隙を与えず逃げ切ってポール・トゥ・ウイン。KEN ALEXは初表彰台となる2位、3位にはDRAGONが入った。
なお、インディペンデントクラスの4〜6位には中島、赤松、植田が続いている。
インディペンデントクラスでは今田、KEN ALEX、DRAGONが表彰台に立った