REPORTS | 第8戦・第9戦・第10戦 スポーツランドSUGO

2025 第8戦・第9戦・第10戦 SUGO 予選レポート

セミウェットの予選で鈴⽊⽃輝哉がダブルPPゲット INDPクラスでもKENTAROがダブルポールを獲得

下り坂の予報が伝えられながらも、⽊⾦のトレーニング⾛⾏ではドライタイヤでの⾛⾏に終始したものの、9⽉20⽇(⼟)のスポーツランドSUGOは朝から弱い⾬模様。このため、午前8時から⾏われた公式予選は、チャンピオンクラス(以下CHクラス)、インディペンデントクラス(INDPクラス)ともにウェットコンディションでのアタックとなった。

◼チャンピオンクラス予選

29台がエントリーしたCHクラスは、午前8時ちょうどにコースイン開始。各⾞いっせいにレインタイヤを履いてコースへ出て⾏ったが、気温16℃、路⾯温度20℃前後と肌寒いコンディションながらもこの時点でほとんど⾬は⽌んでいる状況。セッション終盤のタイムアップが想定される中、各⾞序盤から積極的にタイヤに熱を⼊れていく。

中でも序盤からプッシュしていったのは鈴⽊⽃輝哉。上位陣の他の多くの⾞両が1分35秒台を刻む中、計測1周⽬から早くも1分34秒030をマークし、先に1分34秒599を記録していた佐藤樹をかわしてモニターのトップに⽴つ。

計測2周⽬には⽩崎稜が1分34秒541で2番⼿に浮上、佐藤が1分34秒438でこれを上回るが鈴⽊⽃輝哉のタイムに届かず。

しかし、午前8時05分に菊池貴博が1分33秒850を叩き出して⾸位に躍り出ると、午前8時06分には森⼭冬星が1分33秒837でトップタイムを塗り替える。

セミウェットの予選で鈴⽊⽃輝哉がダブルPPゲット INDPクラスでもKENTAROがダブルポールを獲得

この直後、計測3周⽬を迎えた⽩崎が1分33秒768をマークしてさらにトップタイムを上塗りするが、この直後には再び鈴⽊⽃輝哉が1分33秒472で⾸位に返り咲くと、菊池も1分33秒560で2番⼿に。さらには迫隆眞が1分33秒629で3番⼿にポジションを上げてくる。

⽬まぐるしく上位のタイムが更新されていく中、午前8時08分には佐藤が1分33秒252でトップを奪うも、直後に鈴⽊⽃輝哉が1分32秒607へと⼀気にトップタイムを32秒台に押し上げる。

同じタイミングで梅垣清も1分33秒541で3番⼿に浮上を果たすが、2コーナーで村⽥将輝がグラベルストップしてしまったことから、この直後セッションは⾚旗中断となる。

この中断の段階で、トップ6は鈴⽊⽃輝哉、佐藤、梅垣、菊池、迫、⽩崎という顔ぶれだったが、⾞両が回収された午前8時12分、残り8分弱でセッションが再開されるとここからさらにタイム更新合戦が展開される。

再びタイヤが温まり、路⾯状況がさらに好転し始めた午前8時15分、菊池が1分33秒170で2番⼿に浮上。さらに迫が1分33秒294で4番⼿につけると、熊⾕憲太も1分33秒551で6番⼿とポジションを上げてくる。

午前8時16分には佐藤が1分32秒977を刻んで2番⼿、さらに⽩崎が1分33秒145で3番⼿に。さらに午前8時17分には菊池が1分32秒886で再び2番⼿につけるなど、終盤⽬まぐるしく2番⼿以降のオーダーが変わるも、鈴⽊⽃輝哉のタイムを更新する者は現れず。

すると、ファイナルラップに鈴⽊⽃輝哉は1分32秒255へと⾃⾝のトップタイムを更新。他を突き放す格好でダブルポールポジションを獲得して⾒せた。

この結果、ベストタイム順となる第8戦では鈴⽊⽃輝哉、菊池、佐藤、熊⾕、鈴⽊恵武、⽩崎がトップ6に。⼀⽅、セカンドベストタイム順となる第9戦では鈴⽊⽃輝哉、菊池、佐藤、⽩崎、熊⾕、迫がトップ6となっている。

◼インディペンデントクラス予選
セミウェットの予選で鈴⽊⽃輝哉がダブルPPゲット INDPクラスでもKENTAROがダブルポールを獲得

CHクラス予選で⾚旗中断はあったものの、INDPクラスの公式予選はオンタイムの午前8時35分にスタート。

このセッション、序盤からモニター上位を争ったのはポイントリーダーを争うDRAGON、KENTAROを始め、今⽥信宏、中島功、植⽥正幸らランキングの上位陣。特に計測1周⽬から好調な⾛りを⾒せたのはKENTAROで、前でアタックしているDRAGONのマークしたトップタイムを直後のKENTAROが塗り替えるという展開が序盤続く。

セミウェットの予選で鈴⽊⽃輝哉がダブルPPゲット INDPクラスでもKENTAROがダブルポールを獲得

セッション開始から5分ほどの段階ではまだまだ1分37秒台の攻防であったが、午前8時42分にDRAGONが1分36秒716を刻んだ計測3周⽬あたりからは争いが激しさを増すこととなり、このタイムをKENTAROが1分36秒214で逆転。さらに中島が1分36秒252で2番⼿に続き、IKARIが1分36秒760、植⽥が1分36秒988で4〜5番⼿につける。

⾸位に⽴ったKENTAROはアタックの⼿を緩めず、翌周1分35秒417にタイムアップ。これに中島、植⽥が続くが、1周間を置いていたDRAGONが午前8時44分に1分35秒519で2番⼿に再浮上しKENTAROに迫る。また、植⽥も1分35秒553で3番⼿に浮上するが、午前8時46分にDRAGONが1分35秒364で再び⾸位を奪い返すと、その直後にKENTAROが1分35秒192で再逆転。

セミウェットの予選で鈴⽊⽃輝哉がダブルPPゲット INDPクラスでもKENTAROがダブルポールを獲得

しかし、残り6分を切った午前8時49分には再びDRAGONが1分34秒752を刻んで再々逆転しトップに⽴ち、これに中島、植⽥が続く展開となるが、午前8時51分にKENTAROが1分34秒425でまたもDRAGONを逆転でトップを奪い返すと、終盤には1分34秒325にまでタイムアップし、⾒事ポールポジションを獲得。2番⼿には中島が1分34秒676で続き、DRAGONは3番⼿。4〜6番⼿には植⽥、今⽥、IKARIが続くこととなった。

セカンドベストで決まる第9戦予選でもポールはKNETARO。これにDRAGON、中島、植⽥、今⽥、IKARIが続く結果となっている。

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