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第65回マカオグランプリレポートVol.4
予選レースは坪井16位、大湯21位、笹原22位に

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第65回マカオグランプリレポートVol.4</br>予選レースは坪井16位、大湯21位、笹原22位にの画像


 第65回マカオGPは11月17日(土)、大会3日目を迎えた。この日は明日の決勝レースのグリッドを決める10周の予選レースが行われたが、夜半に雨が降り、朝になっても路面の一部にはウェットパッチや水たまりが残っていたものの、なんとかスタートの頃には支障のないレベルにまでは回復。昨日の予選でクラッシュを喫した坪井翔、笹原右京のマシンも夜を徹したメカニックの作業により修復を終え、無事に午前8時40分にコースインとなった。



 最終的にFIA-F4卒業生の5人は坪井16番手、宮田莉朋21番手、阪口晴南23番手、笹原右京24番手、大湯都史樹25番手から、この予選レースに臨んだ。



 フォーメイションラップはオンタイムの午前9時にスタート。28台のマシン全車がグリッドを離れると、タイヤに熱を入れつつコースを1周。そして午前9時04分、いよいよレッドシグナルが点灯。そして消灯とともに全車がいっせいにスタートを切った。



 上位陣に続いて好スタートを切った卒業生たちだが、オープニングラップのリスボア〜サンフランシスコは無事にクリアしたものの、山側に入ったところで密集状態の中で阪口が前車に追突してしまい、バリアにクラッシュ。その場でリタイアとなってしまう。



 1周目を終え、坪井は14番手に浮上。宮田も20番手、大湯も23番手につける一方、スタートでポジションをやや下げた笹原は25番手に。そこからそれぞれのポジションで接近戦が始まったが、2周目に大湯は1台に先行され24番手に後退。他の3人はポジションを維持しながら上位進出を狙うものの、海側で苦戦を強いられていた坪井は3周目に15番手に後退。すると、コース山側のドナマリアベンド付近で犬がコースに入ってしまい、フルコースイエローからセーフティーカーランとなる。



 レースは4周終了時にリスタートとなったが、密集状態の中で接近戦を演じるものの、なかなかポジションを上げるには至らぬまま、坪井は5周目に16番手に後退。同様に苦闘を続けていた宮田は、7周目にリスボアで後続にインを突かれ、わずかにラインを変えたところでバランスを崩してタイヤバリアにクラッシュし無念のリタイアとなってしまうが、さらにもう1台が山側でストップしたことで、大湯は22番手、笹原は23番手にポジションを上げる。



 結局最後まで前を追ったものの、大きなポジションアップはないまま予選レースは10周でチェッカー。坪井16位、大湯21位、笹原22位でフィニッシュとなり、宮田、阪口はリタイアとなった。この予選レースのリザストによってグリッドが決した明日の決勝レースは、15周の戦いとなる。




 





◼️坪井翔(TOM'S)

「昨日大クラッシュしてしまいましたが、メカニックの皆さんが朝まで掛かってマシンを修復していただき、無事出走できたことにまずは感謝したいです。本当に申し訳ないことをしてしまったので、その分今日はなんとしても無事にゴールしなければならないと思っていましたし、しっかり順位を上げて帰ってきたいと思っていました。
 昨日のクラッシュの後なので、タフな部分もありましたけれど、そんな甘いことを言っていられる状況ではなかったですから、行けるところまで行こうと予選レースに臨みました。いつもの傾向から、ウイングを寝かせていかないと戦えないので、勝負に行ったのですが苦しかったですね。
 1周目はスタートも位置どりも良く、ポジションもふたつ上げられたのですが、そのあとはもう守るレースをすることもできないほど、ストレートスピードに差があって……。周りの車両を見ると、自分たちよりもっと角度が付いている状況ですので、彼らは山側も速く走れますが、自分たちが海側を速くしようともっとウイングを寝かせると、山側が遅くなってしまうと思います。残念ながら去年と同じような光景を見ているような感じでした。
 自分自身ももっと山側で速く走れるよう課題を克服しつつ、マシンの方もなんとか改善した上で、明日はどのようにレース組み立てるかを考えたいと思います」



◼️宮田莉朋(TOM'S)

「スタートからリスボアまでの位置どりは良かったのですが、そこからのペースが良くなかったです。山側で速いわけでもないし、海側でも速くないという状況で、海側のストレートで防戦一方の厳しいレースになりました。明日に向けては、戦えるようなスピードが欲しいですね……。
 バリアにクラッシュしたときは、普通にブレーキングが終わってターンインしようとしたところで、イン側にハイテックの1台がミラー越しに写っていたんですが、完全に止まりきれない勢いで入ってきていたので、アウト側に少しはらむ形で接触を避けようとしたのですが、少しラインを外したことでグリップを失ってクラッシュしてしまいました。自分の判断ミスを含め、チームに申し訳ない気持ちです。
 明日は25〜6番手からのスタートになりますが、現状勝負できるスピードではないということが分かったので、何らかの対策を施す必要があると思いますが、なんとかしてヨーロッパ勢に食らいついていきたいですね」



◼️阪口晴南(TODA RACING)

「路面がちょっとダスティだったので、スタート練習をして臨んだのですが、本番はいまひとつで。ストレートでは並走しながらも順位は下がってしまいました。
 サンフランシスコを上がり、右にいきペースは良かったのですが、前の前、さらにその前も速度が落ちていたようで、無理しないようにしていたにも関わらず当たってしまいました。接触した場所も悪く、大きなクラッシュになってしまいました。片山選手にも申し訳なかったです」

 

 







◼️大湯都史樹(TODA RACING)

「スタートで阪口選手、笹原選手を抜くことができ、その後のマンダリンからも前についていきながら走れたと思います。そういう意味では、最初のレースにしては上出来なオープニングラップになったのではないでしょうか。
 1周目に3台抜きましたが、海側のストレート区間とメルコ・ヘアピンがすごく遅く、フィッシャーマン・ベンド、Rベンドで前には追いつくものの、その先ですぐにスリップストリームにつかれ、抜かれてしまうパターンがすごく多かったです。ペースとしては抜かれたドライバーと大差なかったのですが、海側で抜かれてしまうばかりで、そこさえ速ければもっと上の順位にいけたと思います。
 メルコをうまく曲がれるようにしたいですが、それ以外のSCスタートや、うしろの笹原選手とのマージンの作り方などは良かったと思います。レースの展開を組み立てるという意味では、100点のレースでした。ぶつからなかったですし、自分の仕事はできました。とはいえ、ペースも良くないので、改善できればもっと上げられると思っています」




◼️笹原右京(THREEBOND RACING)

「グリッドポジションが後方でしたので、厳しい戦いにはなるだろうなと思っていました。ただ、昨日大きなクラッシュをしたマシンを徹夜でチームが直してくれて、今日走れたことにとても感謝しています。
 残念ながらスタートがうまくいかず、リスボアまでにポジションが下がってしまったのですが、山側に入ったところで目の前で阪口選手と片山選手のアクシデントがあり、それをうまく避けられたことは良かったです。
 しかし、そこからは前の集団についてはいくものの、ついていくのが精一杯のペースというか、ブレーキング時にフロントのダウンフォースが抜けてしまう症状が強くて。フィッシャーマンズベンドやRベンドでは自分の方がペースは良かったのですが、その症状の影響でそのあたりで間合いを詰められず、結果としてリスボアで抜くこともできないという展開が続いてしまいました。
 それでも今日はマシンを壊さずしっかり帰ってくるということが明日に向けての仕事だと思っていましたので、とりあえずそれができたことをポジティブに捉え、今日のデータを見ながら明日に備えたいと思います」

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