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第65回マカオグランプリレポートVol.2
予選1回目を終え、坪井が最上位のトップ10入り

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第65回マカオグランプリレポートVol.2</br>予選1回目を終え、坪井が最上位のトップ10入りの画像

 第65回マカオGPは11月15日、走行初日を迎えた。
 やや曇りがちの空の下、午前9時35分にオンタイムでスタートしたFP1は40分間。このイベント最初の走り出しのこのセッションでは、まずセッション開始と同時にFIA-F4卒業生の坪井翔、宮田莉朋、阪口晴南、大湯都史樹、笹原右京の5人もコースイン。全長6.12kmの市街地コースであるマカオ・ギアサーキットを確かめるように周回を進めた。



 多くの車両がイン&アウトでピットに戻る中、坪井、宮田、阪口、大湯の4人はそのまま連続周回に。笹原はストレートを1回通過も、翌周ピットイン。マシンチェックを終えると、再びコースに戻る。



 赤旗もなく終始平穏な流れとなったこのセッションでは、これが3度目のマカオとなる坪井は、序盤からまずまずのペースで周回。一時はモニターの首位に立つなど安定した周回を続けたまま、ピットに戻ることなくトップからコンマ7秒差の2分12秒853を刻んで9番手。2回目のマカオ参戦となった宮田も2分13秒986で17番手に。



 初参戦組の3人、大湯は2分14秒687で21番手、笹原は2分16秒185で24番手、阪口は2分17秒055で25番手と、ペースはまだまだながら大きなクラッシュもなく無事にFP1を終えた。

 午後2時20分からは早くも予選1回目がスタート。こちらも40分間のセッションとなったが、5人はセッション開始と同時にピットアウト、それぞれアタックに向かった。



 セッション序盤は徐々にタイムを上げていくドライバーが多く、開始12~3分の段階で上位陣が2分12秒台に突入していったところで、午後2時34分に山側のポリスでクラッシュが発生し赤旗に。


 この中断の間に多くがニュータイヤに履き替え、再開後にアタックに向かったものの、なかなかクリアに恵まれない展開に。そうするうちに、午後3時01分に再びポリスでクラッシュが起こり、2度目の赤旗に。
 卒業生たちはここでの再開後、残り4分58秒で最後のアタックに向かったものの、計測ラップに入る最終コーナーで、阪口晴南がタイヤバリアにクラッシュしてしまい、3度目の赤旗が提示されたことで、そのままセッションは終了することに。



 この結果、予選1回目は坪井翔が2分11秒966で10番手、宮田莉朋が2分12秒646で17番手、大湯都史樹が2分14秒067で23番手、阪口が2分14秒668で24番手、笹原右京が2分16秒571で26番手で初日を終えることとなった。







◼️坪井翔(TOM'S)

「FP1ではタイヤや路面など、去年との違いも確認できましたし、タイム的にも悪くなかったので、いいスタートが切れたと思います。
 予選1回目では、過去2年を考えれば10番手なら良い方だと思いますが、ちょっと噛み合わない展開というか、ニュータイヤでの良いところとアタックのタイミングや赤旗、黄旗の巡り合わせなどがうまくいかず、もっとタイムが出ておかしくない状態だったので、ちょっと悔しい10番手ですね。あとコンマ3上げれば5番手ですし、そのコンマ3秒が簡単に削れた状態だっただけに残念です。
 予選1回目は最初ユーズドでコースインして、最初の赤旗でニュータイヤに換えました。それがうまく使い切れてはいないものの、単独で10番手にいられるということは、マシンもエンジンも自分も、去年から良くなっている証拠だと思います。けれど、まだトップのタイムには単独では届かない状況なので、ドライビングもセットアップも、もっと詰めていきたいですね。それでも、初日をこのタイム差、この順位で終えられたことで、今年はちゃんとレースができそうだということが分かって、今はホッとしています」



◼️宮田莉朋(TOM'S)

「全体のレベルが去年より高いので、ポジション的にはあまり変わりませんが、個人的には去年よりタイムも速くなっていますし、成長できているのかなと感じられる部分もありました。ただ、自分がトップを狙えるレベルにはいないな、ということが分かった1日でした。
 FP1から予選1回目に向けては、基本的にはクルマを変えず、タイヤだけを換えてアタックするイメージでした。ニュータイヤになっても、やはり自分が乗りづらさを感じている部分は残っていたので、そこでタイムロスがあるのかどうかも含めて分析しなければならないと思いますし、明日に向けては少しセットアップを変えていってみたいな、と今は思っています。
 予選では最初の赤旗でピットに戻ったところでニュータイヤを履きましたが、タイヤの熱の入りが悪い感じがあってタイムが出るのも1周遅かったので、そのあたり決勝でのタイヤの温め方もちゃんと考えないと、と思いました。明日は天候がわかりませんが、坪井翔選手も11秒台に入れていますし、自分もせめて11秒台にはと思いますが、とにかくトップから1秒以内というのが明日の目標です。そのためにも明日のFP2でセットアップもドライビングもうまくレベルアップしなければと思います」



◼️阪口晴南(TODA RACING)

「初めてのマカオということで、事前にシミュレーターで準備はしてきましたが、やはり実際に走ってみると全然違う部分が多かったです。その分は実車とシミュレーターのズレを感じながら午前中は走っていました。
 予選1回目では、できる限りアタックをしようと走行を続け、後半赤旗中断が連続しましたが、『あともうワンアタックしたい』とコースインしました。そこで最終コーナーで『スピードを乗せていこう』とアクセルをあけていったら、ラインも少し大きくなったのかもしれませんが、クラッシュしてしまいました。アタックラップではなかったのも、チームに申し訳ない気分です。今夜は遅くまで修復に時間がかかると思っています。直していただけたら、そのありがたみを感じつつ、フリープラクティス2と予選2回目で、ガツンといいタイムを出せるよう、気持ちを切り替えていきたいと思います」



◼️大湯都史樹(TODA RACING)

「コースはすごく楽しかったですが、同時にすごく怖いと感じましたね。シミュレーターで走ってみたり、オンボード映像を観たりしてきましたが、そこで得ていたイメージと全然違いました。コースウォークしても、走るのとはやっぱり違いますし、最初は驚きの連続でした。そこからだんだんタイムも上がり、攻め甲斐も感じ、楽しみながらフリープラクティス1は終えました。
 予選1回目では、僕としてはもう少しタイムを出したい気分もありましたが、フリープラクティスからの伸びしろがあまりなく……。かなり頑張ったつもりでも2分14秒フラットくらいで、『あれっ!?』という感触でした。赤旗が出ていなければ2分13秒台は出たかもしれませんが……。今のところ、新たにひとつ“壁”ができた印象です。ここから先、自分がどう走らせればいいのか、ポテンシャルを上げるにはどうすればいいのか、考えていきたいと思っています」



◼️笹原右京(THREEBOND RACING)

「FP1はとりあえずマイレージを稼ごうと思っていたので、大きな問題がなければ走り続けようということで周回を重ねました。事前の準備もあって、自分的にはコースにはすんなり入っていけたような感覚でしたが、とにかくマシンのバウンスが大きく、前が見えないくらいに跳ねている状態で、特に山側で遅れている状況でした。
 予選1回目に向けて大幅に変えて行ったのですが、かなり症状は改善されたものの、まだ跳ねている状態でブレーキングから攻められていないというか、接地してほしいところでしていない感じでした。コースに出た位置やタイミングも悪く、予選1回目はまともにラップしていない状況でタイム的にも、ニュータイヤではなくユーズドで走り出して1~2周目の、セッション開始直後のタイムしか残っていないような格好で、今の状態でも普通にラップできれば14秒台とかに入れるとは思いますが、かといってトップグループのタイムが出るような次元ではまだないです。ベースがまだできていないような感じで、今のところ厳しい状況ですね」

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