RACE REPORT

FIA-F4選手権第14戦、波乱の最終戦は名取鉄平が凱歌!
2位の角田が王座獲得、IND-Cは予想外の決着で植田が戴冠

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FIA-F4選手権第14戦、波乱の最終戦は名取鉄平が凱歌!<br />2位の角田が王座獲得、IND-Cは予想外の決着で植田が戴冠の画像

 

 

 いよいよ迎えた今季最終戦、FIA-F4選手権第14戦の決勝は、前日よりはやや気温が下がったものの、快晴の下、11月11日(日)午前8時25分にフォーメーションラップがスタートした。
 昨日7勝目をマークした角田裕毅が8位以上に入りさえすれば、たとえポールシッターの名取鉄平が優勝したとしてもチャンピオンを獲得するという、文字通り王手をかけた状況で迎えた第14戦。名取、角田のフロントロウに続いて、2列目には大滝拓也、佐藤蓮、3列目には石坂瑞基、小倉祥太、4列目には小高一斗、川合孝汰が並ぶ上位グリッドとなった。



 ところが、1周のフォーメーションラップを終え、全車がグリッドについたところで、6番グリッドの小倉がマシントラブルに見舞われてスタートディレイに。このため、フォーメーションラップのやり直しとなり、レースは12周から減算されて11周での戦いに。一方、オフィシャルの手によってピットロードへ押し戻された小倉だったが、残念ながらドライブシャフトの折損のためピットスタートは叶わず。
 仕切り直しの決勝スタートは、午前8時37分。レッドシグナルが消えると、小倉を除く全車が今季最後のスタートを切った。



 上位陣は揃ってまずまずの動き出しを見せ、佐藤、菅波冬悟がポジションを上げるも、大きなアクシデントもなく集団は1コーナーへ。石坂、菅波、小高がオープニングラップから三つ巴の攻防を見せ、ヘアピンで小高が石坂を捕らえ、今度はその小高を90度コーナーで菅波がパス。1周目を終えたところで、トップ10は名取、角田、佐藤、大滝、菅波、小高、石坂、川合孝汰、環優光、小川颯太といった顔ぶれとなったが、2周目にはインディペンデントカップでタイトルを争う仲尾恵史が攻防の中、5コーナーでスピンを喫し大きくポジションを下げてしまったほか、S字では11番手を争っていた小山美姫と平木玲次が接触し、両者グラベルストップとなってしまう。



 菅波、小高、石坂の5番手争いは接近戦のまま続けられたが、 その前方では佐藤と大滝の3番手争いも激化。5周目の5コーナーではついに2台は競合いの中で接触。この間隙を縫って小高、菅波がポジションを上げた一方、大滝はマシンにダメージを追ってピットでリタイア、佐藤も徐々にポジションを下げることとなったが、この展開で3番手にポジションを上げた小高は、6周目に1分58秒183のファステストラップを刻むなどトップ2台を猛追する。その直前からテール・トゥ・ノーズとなっていた名取、角田の首位争いに徐々に小高が迫り、7周目には三つ巴のトップ争いに発展。4番手には菅波がつけたが、その背後には小川、石坂、川合、佐藤、環、澤田真治が続きトップ10を形成することに。



 しかし、9周目にインディペンデントカップの2位争いでIKARI、植田正幸が3〜4コーナー間で接触。IKARIはその場でリタイアとなったが、走行を続けた植田の背後に追い上げてきた仲尾が張り付き、タイトルを賭けたバトルが勃発するかと思われたが、4〜5コーナー間のストレート区間で植田のマシンに仲尾が追突する格好となり、両者ともにスピン。植田はなんとか走行を続けたが、仲尾のマシンはガードレールにクラッシュすることとなり、無念のリタイア。さらにこれらの車両を回収するため、セーフティーカーがコースに入る。



 9周目に入ったこのセーフティーカーは、結局最後まで隊列を先導することとなり、セーフティーカーランのまま11周を走り切ってチェッカー。セーフティーカーランの間にトラブルに見舞われた小川、金澤力也はピットに戻ってマシンを降りることとなったが、その他はセーフティーカー先導のままレースをフィニッシュ。最終戦の優勝は名取が手にした一方で、2位に入った角田は見事2018年のFIA-F4選手権チャンピオンを手中に収めることに。3位には小高が入り、以下菅波、石坂、川合までがトップ6、さらに佐藤、環、澤田、そして大井偉史までがトップ10という結果となった。



 一方波乱の展開となったインディペンデントカップでは、先行した廣田秀機が初優勝。2位に大阪八郎、3位に舩井俊仁が入り、4位にSYUJI、5位にYUGO。クラス4番手でフィニッシュしていた植田、そしてリタイアした仲尾には、ともに30秒加算のタイムペナルティーが科せられることとなったが、仲尾がリタイア、植田が6位完走となったことで、逆転で植田がインディペンデントカップの初代王者に輝いている。
 

 

 

 
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