RACE REPORT

FIA-F4選手権第10戦、角田がポール・トゥ・ウイン!
名取が連勝ならず2位、3位には連続表彰台の川合が入る

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 ぐずついた前日の第9戦からは一転、早朝から爽やかな晴れ間が広がった9月16日(日)のスポーツランドSUGO。第10戦決勝は、午前9時ちょうど、オンタイムにフォーメイションラップがスタート。
 1周の後、27台のマシンがグリッドに戻り、レッドシグナルが5つ点灯、午前9時03分にブラックアウトし15周の決勝レースが始まった。



 まず、ポールシッターの角田裕毅が好スタートを決めた背後には、名取鉄平、川合孝汰、澤田真治、小倉祥太、小高一斗らがグリッド順どおりに続き、あまり波乱のないまま集団は1コーナーをクリアし2コーナーへと向かう。
 上位陣はほぼそのままのオーダーでオープニングラップを終えるが、ここで猛然とプッシュした角田は、1周目を終えて2番手の名取にいきなり2秒ものギャップを築くことに成功する。2番手につける名取には、3番手の川合がプレッシャーをかけるが、その背後には澤田、小倉、小高、石坂瑞基らが数珠つなぎとなり、トップを快走する角田を除き、序盤は各所で接近戦が展開される。
 7番手につける石坂の後方では、小川颯太、菅波冬悟、小山美姫、佐藤蓮らが混戦となっていたが、3周目のホームストレートで佐藤が小山をパス。小山の背後には細田輝龍、金澤力也、環優光らが続いていたが、小山は5周目のS字入り口でスピンアウトを喫してしまいポジションを下げることとなった。



 後方の戦いをよそに、トップの角田は快調そのもの。ポールからスタートも、3位に順位を落としてフィニッシュした前日の第9戦の悔しさを晴らすかのように、角田は4周目に1分24秒096を刻むと翌5周目には1分23秒913と、ただひとり23秒台のラップタイムをマーク。さらに翌6周目も1分23秒921とタイム更新はならなかったものの、圧倒的な速さでファステストラップを手中に収めると、この時点で早くも5秒ものマージンを2番手につけ、レースがまだ3分の2残っていながらにしてひとり旅状態に持ち込んでいく。



 しかし、レース中盤となると徐々に名取、川合、澤田の間隔が開き始める。名取、川合はそれぞれ単独走行となっていき、澤田は小倉、小高と三つ巴の攻防に。やや間隔を置いて石坂が続き、小川、佐藤、菅波もまた三つ巴となっていくが、8周目の1コーナーで佐藤が小川のインを突くも、アウトにはらんで両者はコースオフ。この間隙を縫って2コーナーで菅波が2台をパスするが、佐藤は3コーナーで菅波を抑え、8番手に浮上を果たす。また、この直後に大滝拓也との攻防の中、塩津佑介が1コーナーでスピンアウトを喫した他、3コーナーへのアプローチで庄司雄磨がスピンアウト。この庄司の車両の回収のため、1コーナーから3コーナー過ぎまで黄旗区間が発生したこともあり、レース終盤、上位陣はこう着状態となっていく。
 こうした状況の中、前の澤田を追いつつ5番手を争う小倉と小高は最後まで接戦を演じるが、小倉は最後まで小高の攻勢を凌ぎきることに。



 結局、後半はややペースを落としつつも最大8秒以上のギャップを築くなど、他を圧倒した角田は15周を危なげなく走りきり、ガッツポーズで復活の今季6勝目をマーク。2位に名取、3位に川合が続き、順位こそ違えど、第9戦と同じ3人が第10戦でも表彰台に立つこととなった。4位には澤田、小倉、小高が5〜6位でのフィニッシュに。



 一方インディペンデントカップでは、仲尾が序盤にクラストップ煮立ち、クラス2〜3番手の植田正幸、佐々木祐一との間に数台を挟んで優位にレースを進めたが、終盤植田が猛追。数秒あったギャップを一時はコンマ数秒まで縮めて詰め寄ったものの、植田は昨日にも見舞われた燃料系のトラブルに見舞われてペースダウン。結局仲尾が今季3勝目を飾り、2〜3位に植田、佐々木が続いた。



 なお、次大会は10月20〜21日、オートポリスでの第11戦・第12戦となるが、この菅生大会を終え、タイトル争いは角田、名取、小高の3人に絞られることとなった。しかし、この第10戦で角田が凱歌をあげたことで、オートポリス大会の結果如何では、最終戦を待たずに角田がチャンピオンを手中に収めるという状況となった。
 この1カ月のインターバルに、各陣営がどれだけの準備をオートポリスに向けて行うのかが、今季のチャンピオン争いに大きな影響を及ぼすこととなりそうだ。
 

 

 
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