RACE REPORT

FIA-F4選手権第9戦、トップチェッカー佐藤蓮に痛恨のミス
名取が今季2勝目、川合が2位今季初表彰台、3位に角田

TO LINK PAGE
FIA-F4選手権第9戦、トップチェッカー佐藤蓮に痛恨のミス<br />名取が今季2勝目、川合が2位今季初表彰台、3位に角田の画像

 

 

 ほぼ止んでいるとはいえ、SUPER GTの公式練習中に降り出した雨が残り、ウェットコンディションでのコースインとなったFIA-F4選手権第9戦。全車レインタイヤを装着しての決勝グリッドへのコースインは予定通り午後零時25分に始まったが、仲尾恵史のマシンが直前に発生した燃料系のトラブル修復のためコースインできなかったほか、大阪八郎がスピン。さらには、このグリッドへの試走中に澤田真治がSPコーナーでコースアウト、フロントウイングを破損してしまう。



 その他のマシンはダミーグリッドについたが、スタート進行の間に10番グリッドの佐藤蓮だけがドライタイヤに交換して午後零時55分にフォーメーションがスタート。このフォーメーションラップの間に澤田のマシン修復が間に合い、澤田はピットスタートとなった。
 午後零時58分、レッドシグナルが消えて15周の第9戦がスタート。ここではポールシッターの角田裕毅が好スタートを決め、名取鉄平が2番手、3番手に川合孝汰、4番手に小倉祥太が続き、さらに小高一斗、小川颯太が5〜6番手につける。その背後で小山美姫と石坂瑞基、平木玲次が7番手を争うが、S字立ち上がりで平木がスピン。平木は再スタートも、ピットスタートの澤田にもかわされ最後尾に後退してしまう。



 オープニングラップを終え、上位のオーダーは角田、名取、川合、小倉、小高、小川、石坂、小山、細田輝龍、菅波冬悟といった顔ぶれ。ドライタイヤの佐藤は11番手とひとつポジションを下げて2周目に入るが、レインタイヤ勢よりはペースが悪く、金澤力也にポジションを明け渡すと、環優光の攻勢を受けることに。
 一方、2周目に約1秒のマージンを稼いだ角田だったが、3周目には少しマージンを失い、2番手名取とのギャップはコンマ8秒に。濡れた箇所を選んで走行するドライバーが多い中、徐々に角田はマージンを失っていくことに。



 そんな状況の中、5周目の2コーナーで角田の目前で他車がスピン。これをアウト側から避けコースオフした角田に対し、名取はイン側からかわし、3コーナーで名取がトップを奪う。不運な形で角田は2番手に後退するが、さらに今度は川合の追撃を受けると、6周目のS字への進入で川合の後塵をも拝して3番手に後退することとなってしまうが、角田のペースは上がらず、今度は小倉の攻勢を受ける苦しい展開に。



 ところが、この頃から猛然とペースを上げ始めたのはドライタイヤでスタートしていた佐藤。徐々にライン上の水がはけ始めると、4周目に11番手、5周目に9番手、7周目に8番手と見る間にポジションを回復。8周目には石坂と小川をかわして6番手に浮上すると、9周目には小高、小倉も捕らえて4番手に。佐藤の追撃の手は緩まず、他車が1分32〜33秒台でラップしている中にあって、31秒台を刻みつつ、10周目には角田をオーバーテイク。11周目にはついに28秒台をマークすると、コンディションを味方に川合をパスすると、ついに12周目には名取をもかわしてトップに躍り出ることに。



 残り3周の段階でトップに浮上した佐藤は、そのままリードを拡大し続け、2番手につける名取に19秒もの大差をつけてトップでチェッカー。右手を突き上げ、初優勝の喜びを表した佐藤だったが、なんと終盤に黄旗区間で周回遅れをパスしてしまっていたことから、タイム加算ペナルティーを受けて10位に降格されることとなり、初優勝は幻となってしまう。
 この結果、優勝はこれが2勝目となる名取。2位に今季初表彰台となる川合、角田が3位表彰台に立つこととなった。4〜6位には小倉、小高、そして予選でノータイムとなったため最後尾から追い上げた大滝拓也が6位に食い込んだ。



 一方インディペンデントカップでは、クラス3番手スタートだった仲尾がマシン修復が間に合わずリタイアとなる中、クラスポールからスタートした佐々木祐一がスタートでトップを守り、植田正幸が続く展開となったが、植田は7周目に燃料計トラブルのためにストップ。代わって大阪八郎がクラス2番手に浮上することに。
 佐々木は危なげない走りでそのままクラストップでチェッカーを受け、見事インディペンデントカップ初優勝。大阪が2位に。YUGOはクラス3番手でチェッカーを受けるも、周回数が足りず完走扱いとならなかったため、インディペンデントカップでは2台のみが完走、表彰台に立つこととなった。
 

 

 
TO LINK PAGE

TO TOP MENU