RACE REPORT

FIA-F4選手権第6戦、アクシデント発生で時間レースに
先行の小高を逆転、角田が5連勝! IND-Cは仲尾が凱歌

TO LINK PAGE
FIA-F4選手権第6戦、アクシデント発生で時間レースに<br />先行の小高を逆転、角田が5連勝! IND-Cは仲尾が凱歌の画像

 

 前日の強風もおさまり、穏やかな晴れ間が広がった5月20日(日)。FIA-F4選手権第6戦の決勝が、気温23℃、路面温度30℃というコンディションの中、午前8時45分にフォーメーションラップが始まった。
 昨日同様の35台がダミーグリッドに着くと、午前8時49分にレッドシグナルが点灯。ブラックアウトすると各車がいっせいにスタートを切った。


 

 昨日同様、ポールポジションからのスタートとなった4連勝中の角田だったが、この日は加速が今ひとつ。逆にイン側の予選2番手から鋭く伸びた小高一斗が、1コーナーで角田をかわしてトップを奪うこととなり、岡山大会の第1戦以来、久々に角田が他車の先行を許すこととなった。この2台の背後には大滝拓也、名取鉄平が続き、さらに佐藤蓮、岩佐歩夢、石坂瑞基ら後続がもつれるように前を追う。
 オープニングラップを終え、2周目の1コーナーではいったん先行した佐藤を岩佐がとらえたかに見えたが、2コーナーで再び佐藤が抜き返し、さらに石坂がS字へのアプローチで岩佐の前に出るなど、5番手争いは序盤から激しいものになる。


 

 トップに立った小高は、1周目にコンマ5秒差をつけたものの、2番手角田は小高の独走を許さず、2周目にはそのギャップはコンマ4秒と、角田が小高ににじり寄る。小高の背後に迫った角田は、3周目のバックストレッチでスリップに着くと、シケインではアウトから被せるように小高に並びかけていく。
 対する小高も角田にラインを残しつつも、角田の先行を許さず、2台はもつれるようにシケインを立ち上がってストレートへ。さらにこの戦いに、大滝、名取が肉薄し三つ巴、四つ巴の戦いへの発展していくが、ホームストレートでスリップから抜け出た角田は、再び1コーナーではアウトから小高に襲いかかると、2コーナー、さらにはS字進入まで両者は一歩も引かずに並走。見応えあるバトルが続いたが、S字ひとつ目へのアプローチでイン側となった角田が小高にようやく引導を渡すこととなり、角田がトップを奪い返す。


 

 ところが、このバトルの後方の8番手争いで大クラッシュが発生してしまう。シケインで菅波冬悟の後塵を拝した岩佐が、再びストレートで菅波に並びかけ、両者はイン側のラインで並走しながら1コーナーへ向かったが、アウト側のラインで走行していた岡本大地とこの2台がスリーワイドとなり、1コーナーへの進入で3台が接触。もつれ合うようにコースアウトした3台のうち、菅波と岩佐はスポンジバリアへクラッシュ。岡本のマシンはグラベルが横転、バリアで跳ね上がり、キャッチフェンスで止まったものの、大破する。
 幸い、3人のドライバーは自力でマシンを降り、無事であったものの、このマルチクラッシュの発生を受けてセーフティーカーが導入されることとなった。


 

 懸命に3台の車両の回収作業が行われている間、トップの角田、2番手に後退した小高らを先頭にしたセーフティーカーランが続けられたが、残念ながら最大レース時間である30分間が経過。結局、当初10周の予定であったこの第6戦は時間レースとなり、9周終了時でセーフティーカー先導のままチェッカーが振られ、角田が5連勝を飾ることに。小高は2位、3位には大滝が入り、4〜6位には名取、佐藤、石坂が続いた。


 

 なお、インディペンデントカップでは、前日の第5戦でトップチェッカーもペナルティーで4位に降格となった仲尾恵史が優勝し、前日の雪辱を晴らすことに。2位に大阪八郎、3位に植田正幸が入り、RYO、井出靖司、YUGOが4〜6位に入っている。


 

 これでシーズン前半の3大会を終えることとなった2018FIA-F4選手権。第7戦・第8戦が行われる次の富士大会は8月4〜5日となるため、シリーズは約2カ月半の長いインターバルに入る。前半戦を席巻することとなった角田がさらにこのインターバルでパワーアップして連勝街道を突っ走るのか、あるいはこのインターバルで体勢を立て直し、角田を止めるドライバーが現れるのか。間違いなく真夏の戦いとなる第4大会も、彼らの攻防から目が離せないことだろう。


 

 

 
TO LINK PAGE

TO TOP MENU