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第64回マカオグランプリレポートVol.5
波乱の決勝、牧野9位、宮田12位、坪井14位に

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第64回マカオグランプリレポートVol.5</br>波乱の決勝、牧野9位、宮田12位、坪井14位にの画像

 

 

 11月19日、いよいよ最終日を迎えた第64回マカオGPだが、前夜に降り始めた雨がこの日午前にまで残り、サポートレースやWTCCなどはレインタイヤでのレースとなったが、徐々に路面が回復。ひとつ前のFIA GTワールドカップでは全車スリックタイヤでの戦いが展開され、レインタイヤでの決勝レースは回避されることとなった。



 恒例のライオンダンスが終わった午後3時30分、いよいよメインイベントとなる第64回マカオGP決勝のフォーメーションラップがスタート。昨日行われた予選レースの結果、坪井翔は15番グリッド、牧野任祐は17番グリッド、宮田莉朋は19番グリッドと、縦一列に並んだグリッドから15周の決勝レースに臨んだ。



 レースは午後3時34分にスタート。坪井、牧野、宮田も鋭く加速していき、大きな混乱もなくリスボアを坪井15番手、牧野16番手、宮田19番手でクリアするものの、メルコヘアピン立ち上がりで佐藤万璃音がクラッシュしてしまい、いきなりフルコースイエロー(FCY)となってしまう。
 このFCYは2周目、上位陣が海側のマンダリンを超えたところでクリアされたが、直後のリスボアで上位陣に接触があり、3周終了時点で坪井12番手、牧野13番手、宮田16番手にそれぞれポジションアップ。
 しかし、先の接触により走行不能となったマシンがコース上にストップしたため、セーフティーカーが導入されるが、セーフティーカーラン中の4周目にスロットル系のトラブルに見舞われた坪井がメルコヘアピンでガードレールにヒット。このため牧野12番手、宮田15番手となり、坪井はなんとかピットに戻って修復を受けるが、惜しくもここで周回遅れとなってしまう。なお、セーフティーカーランの間に1台がピットインしたため、5周目に牧野は11番手、宮田は14番手となる。



 レースは6周終了時にリスタートとなるが、直後のリスボアで関口雄飛が直進。宮田と競り合った山下健太が、宮田のフロントウイングでタイヤが切れパンクしたため、同じくリスボアを直進し関口のマシンと接触しともにリタイアとなったことで、牧野は10番手となるが、フロントウイングを傷めた宮田は15番手に後退することに。しかし11周目、他車のリタイアにより宮田は14番手に浮上。さらに13周目に1台がピットインしたため、13番手に。



 ところが、このままのポジションでフィニッシュかと思われたラストラップの最終コーナーでトップ2台がクラッシュ。1台はなんとかフィニッシュラインを超えたものの、1台が最終コーナーのタイヤバリアに刺さってリタイアとなったことで、牧野は9位、宮田は12位でのチェッカーとなった。また、周回遅れとなったものの、最後まで諦めず周回を重ねた坪井も14位でのフィニッシュとなっている。



   
■坪井翔(TOM'S)

「昨日スタートでポジションを上げられなかったので、今日はリスボアで前に出るというところを強く意識して臨みました。結果的にスタートで1〜2台抜くことができて、その後前のリタイアやアクシデントをうまくかわしながら、ポジションを上げていけたのですが、前のマシンを抜こうとしているところでFCYが出てしまって。FCYではタイヤが冷えてしまうし、ちゃんと速度を落としていない車両がいたりして、運用としてどうなのかなと思いました。
 ただ、セーフティーカー中にスロットルが戻らないトラブルが出てしまって、メルコヘアピンでアクセルを戻しているのに回転が落ちず、止まりきれずにガードレールにヒットしてしまいました。それでフロントウイングを傷めてピットに戻り、ノーズを交換してスロットル周りを確認してもらい、大丈夫だということでコースに復帰して。そこからは単独になってしまったのですが、とにかくタイムを出そうと思ってプッシュしました。その結果、2分14秒1というタイムをマークしたのですが、上位陣とのタイム差は今週末で一番少なかったので良かったかなと。かなりウイングを削っていたので山側が苦しかったですが、もう少しウイングがついていれば13秒台にいけたのかなと思いますし、決勝はいい走りができていたように思います」



■宮田莉朋(TOM'S)

「これほどの波乱のレースになるとは思いませんでした。そんな状況の中で、自分も接触はありましたが、完走することができたのは良かったと思います。
山下健太選手にリスボアで抜かれたのですが、その際に山下選手に前に出られたところで、僕のイン側にもう1台来ていたので、行き場がなくなり、山下選手の右リヤタイヤと僕のフロントウイングが接触してしまい、左の翼端板とフラップを失いました。それからは残念ながら戦える状態のマシンではなくなってしまったので、なんとか完走しようと気持ちを切り替えました。
 今回のマカオGPでは、結果は良くありませんでしたが、マカオでのレースの仕方やヨーロッパのチームやドライバーの戦い方も知ることができましたし、最後にはマカオのコースにもやっと慣れて来た感覚がありました。来年に向けてはいいレースができたのかな、と思います」



■牧野任祐(MOTOPARK)

「昨日の予選レースでのバランス悪化の原因は今ひとつ掴めなかったのですが、とりあえずダンパーなどを交換して決勝に臨みました。その結果かどうか分かりませんが、バランス自体は昨日よりは改善していましたが、この状態で昨日の予選レースを戦えていれば、今日の決勝をもっと前からスタートできたわけで……。ちょっと悔いが残るというか、今日の方が昨日よりも路面も悪かったですし、タイヤ的には厳しい状況だったはずなのに、バランスは今日の方がずっと良かったですから、本当に昨日の予選レースがもったいなかったなと思います。
 一応決勝は9位になりましたが、本当は予選レースで9位を獲っていなければいけませんよね。9番手から今日決勝をスタートできていたら、結果は全然違ったでしょう。そういう流れ的な部分が、今回は全然うまくいきませんでしたね。ただ、今回速いチームメイトたちと互角に走れなければダメだと思っていたのですが、自分自身の力の足りないところも感じることができたので、自分にとっていい課題が見つかった週末になりました」

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